拝、ボーズ!!
■毎週金曜日 11:30〜12:00


これまでの放送内容(2002.1〜2002.3)

 3月29日
 この番組も、3月で半年を迎えました。最近では、米裕さん、天野さんも法事などの席で「和尚さん、ラジオ聞いてますよ…」と言われることが多くなったそうです。ただ、大抵が耳元でこっそり小声で、というパターンだそう。もっと大きな声で「聞いてま〜す!」って言ってくださいね。そうでないと、なんか悪いことをしてるみたい…。さて、試行錯誤をしながらの半年。さまざまなテーマで2人なりの伝え方でわかりやすく楽しくお話ししてきたつもりです。
 ということで今日は、第1回放送時の記念すべき初NG(ちなみにエヴァ子さんでした:といっても収録でしたので放送はされてないんですけどね)や米裕さん、天野さんのNGも紹介しながら、半年の思い出を振り返りました。
 この「
振り返る」ということは、とても大切なことです。お彼岸の中日も「真ん中で1回振り返る」ということでした。「振り返る」「思い出」ということは仏教のキーワード。今までの反省点(傷)は、自分の糧にしていかなければなりません。ここで「柱の傷の話」。柱につけた傷は眺めていても消えません。嘆くのではなく、そこをずーっと磨いていく。すると、その柱は飴色に変わっていってより味が出てくるのです。今回ご披露したNGも、黒光りする日に結び付くのかも…。

 お送りした曲は… 「チェリー」PUFFY
            「うさぎ」
谷山浩子
             


by いのうえエヴァ子

 
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えっ、本当はこうだったの!? …知らなかった(汗)。 スタッフ13号です。そっぽ向いてるんじゃないんですよ。 寄せられたメール、FAXの数々。ありがとうございます。 来月からはどんな番組にしようかいな。

 

■半年を経過して、改めてのご挨拶でした。いのうえエヴァホールも、4月からは新入社員を迎え、新たなスタートとなります。これからも地域の皆さんのご希望に少しでも多く応えられるよう頑張ってまいります。
■質問や、仏事に関するエピソードなどがあればお寄せください。
「いのうえ」公式ホームページもご覧下さい。また、お問合せは、いのうえエヴァ子直通メールへどうぞ。

 4月からは思いも新たに花咲き乱れるような明るい番組にしていこうと思っています。懺悔をする、気付く、ということがとても大切です。過ちは消えないけれど、それを自分の宝物にして下さい。米裕さんが高野山で初めに教わったのが「あきらめる」ということ。この「あきらめる」とは、もともとは「明らかに物事を見つめる」という意味があり、自分の何らかの物事に光をあてて、しっかりと見つめ、自分の中に吸収して大きくなる、ということなのです。マイナスイメージにとらえないように…。4月からも仏教をわかりやすくお伝えしていきます。
 来週のテーマは「花」。どうぞお楽しみに!




 3月22日
 お彼岸も中日を過ぎました。春を過ぎると年をとった感じがしませんか?米裕さんは、鼻毛に白髪が混じってきたそうで…。なんとも。

 さて、今回のテーマは「
お彼岸」。天野さんは「パーラミター、パーラミター」と呪文のように唱えています。この「パーラミター」とは、サンスクリット語で「彼岸」のこと。漢字で書くと「波羅蜜」。彼岸に至るという意味で、仏様の世界に近づくということです。「彼岸」は彼(か)の岸、つまり悟りの世界。反対の言葉は「此岸(しがん)」で此(こ)の岸、つまり現世。
 では、彼岸とお盆はどちらも墓参りに行きますが、どう違うのでしょう。お盆は、ご先祖様が帰ってくること。お盆には、仏様がこちら側にきてくださるのです。暑いですからね。対して、彼岸は、私たちが仏様に近づくために修行をすること。だから「
中日」があります。中日で、修行がきちんとできているか見直し、反省し、後半に臨むのです。
 どのようなことを修行するかをご紹介すると、「波羅蜜」に「六」をつけて「
六波羅蜜」。6つの徳目です。



布施(ふせ)……施すこと
持戒(じかい)……自分自身を戒めること
忍辱(にんにく)……耐え忍ぶこと
精進(しょうじん)……生きる力を湧きいれさせること
禅定(ぜんじょう)……心の安定を図ること
智慧(ちえ)……悟りの光、光明。


お彼岸には、どうぞこの6つが身につくよう修行してみてください。

 お彼岸にはたくさんの方がお墓参りに来られます。「2月までは無機質だった墓所が、花で明るくなり、そこで春を感じる…」という天野さん。だからお墓は花粉症…。そのお墓ですが、形はよく似てますよね。あるお母さんが娘と一緒に、船穂町の共同墓所にお父ちゃんの墓参りに行きました。「お父ちゃん、久しぶりやなー」と言いながら、墓掃除をして、草をむしって、ビールをお供えして、線香もあげて…、さあ、いざ拝みましょ、と思ったらなんと
隣りのお墓!「お父ちゃん、ごめんな…」と言いながら、お供えやお花を少しずつ自分達のお墓へ「移動」。でも、それから先、お墓参りをするたびに笑いが出るそうです。
 続いては、仏壇の処理に困っていらっしゃる方からのメールをご紹介。お性根は抜いてあるとのことですが、環境問題のこともありますから、あまりむやみに焼いたりしてはいけません。まずは、お住まいの市町村役場や、檀那寺に相談してみてください。

 お送りした曲は… 「花咲く旅路」原由子
            「Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜 」

                                   /YEN TOWN BAND
             


by いのうえエヴァ子

 
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なんかお地蔵さんみたい。 米裕さん、スケベな顔をする。 今日の天野さんのトレーナーの柄。猿? 「パーラミターだよ!」

 

■今日は「お墓まいり」について。彼岸やお盆などが一般的ですが、ご先祖様への近況報告と考えれば、いつお参りしても構いません。ただ、お墓まいりを欠かさずする人が少なくなっているのが現状です。「お墓まいり」といっても漠然としていて具体的にどうしてよいかわからない、という理由からのようです。お墓まいりに持っていくものをご紹介します。ロウソク、マッチまたはライター、お線香(人数分以上)、お数珠、お花、故人様の好きだったもの、お洗米を準備します。祭壇にお供えしてあったものを少し分けて持っていっても構いません。手桶やひしゃくは墓地によっては常備されているところもあります。エヴァホールで法事をされる方には、こちらでご用意しておりますので、ご利用ください。
■質問や、仏事に関するエピソードなどがあればお寄せください。
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 3月21日は、彼岸の中日でもありますが、弘法大師・空海のお亡くなりになった日。「大師はいまだおわしますなる」といいます。高野山に、あるいは心の中に、お大師様はいらっしゃるのです!それを思いながら励んでいきましょう。来週のテーマは「思い出」。放送開始から早くも半年。ここで半年の放送を振り返ります。どうぞお楽しみに! 




 3月15日
 米裕さん、当たりました!グリーンジャンボ宝くじ?ノンノン。牡蠣。やっぱりすごいらしいですよ。笑い事じゃないみたい。来月になったら牡蠣は控えましょうね。

 さて、今回のテーマは「
十善戒(じゅうぜんかい)」。人間がよく生きるための心の決まりです。真言宗では、おかんき本に書いてあります。


@不殺生(ふせっしょう)…物を殺さない
A不偸盗(ふちゅうとう)…物を盗まない
B不邪淫(ふじゃいん)…男女の仲を清く正しく
C不妄語(ふもうご)…ウソを言わない
D不綺語(ふきご)…奇麗事を言わない
E不悪口(ふわっく)…悪口を言わない
F不両舌(ふりょうぜつ)…2枚舌を使わない
G不慳貧(ふけんどん)…むさぼらない
H不瞋恚(ふしんに)…プリプリ怒らない
I不邪見(ふじゃけん)…間違った見方をしない
(解釈はいのうえエヴァ子さん流)


 米裕さんのお宅を例にとって見てみましょう。
米裕さんが家に帰ると、奥様が「子供の面倒見て!」。
米裕さんも仕事で疲れてるから「子供の面倒くらいお前が見い!」。
奥様「たまに家にいるときぐらい、面倒みてよ!」
米裕さん「何いうとるんじゃ、疲れとるねん!」
で、結局は米裕さんが子供の面倒を見るのですが、奥様は何をしているかというと、テレビを見ながらお茶を飲んでいらっしゃる。
米裕さん「おい、ちょっと待て!」……よくある光景ですね(汗)。

 この中でどれくらい決まりを破っているでしょうか。まず、怒ってますから「
不瞋恚」が該当します。罵り合っていますから「不悪口」も当てはまります。奥様がお茶を飲んだことに米裕さんは怒っていますが、奥様の憩いのひとときと捉えたらよかったのに「わしばっかりが…」という偏見の目で見ましたから「不邪見」も該当です。「不邪淫」も入っているかも…。

 この他にも米裕さんは、自分の家であった良からぬことを、天野さんに置き換えて話すことがあるから「
不妄語」。天野さんのお宅で、天野さんと天野さんの奥様にそれぞれ良いように話をするから「不両舌」。それについて、スタジオで2人で口論をするから「不悪口」…。挙げるとキリがありません!

 十善戒のトップにある「
不殺生」。普通の人は犯しません。あったら困ります。それにも関わらずなぜトップにあるのでしょうか。これは、考え方を変えると「人の立場を殺していないか」ということなのかもしれません。米裕さん、番組の中では天野さんに好きなことをしゃべらせず、自分ばっかりしゃべってるから、天野さんの立場はボロボロです。ということで米裕さん、「不殺生」該当。同じ考え方でいくと、「不偸盗」も、「人の時間を奪っていないか」ということかもしれません。エヴァ子さんは忙しいのに、番組が終わったあともいろいろ長々とエヴァ子さんに話しかける米裕さんは「不偸盗」も該当!

 家事で忙しいお母さんに子供が「お母さん、お母さん!」。これに対して「洗濯物干してからにして!」と答えることは子供の立場を殺していることになりませんでしょうか。この場合は、「子供が母親の仕事の時間を奪っている」と考えるのではなく、強いものが弱いものに優先してあげるのです。


 お送りした曲は… 「風」コブクロ
            「Hallo Again-昔からある場所-」
MY LITTLE LOVER
             


by いのうえエヴァ子

 
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疲れてます。 疲れてます。 スタッフ13号です。疲れてます。 実は、2本録りだったんです…。こんな時間だ…。

 

■ご近所づきあいの関係で葬儀や法事のおつとめに同席される際、おつとめの仕方、お経がよくわからない、という方はいらっしゃいませんか?宗派が違えばなおさらです。そんな時に皆さんが困らないよう、いのうえエヴァホールでは、一通りの宗派のお経本をある程度準備しています。用意してあるのは一般的なものです。おかんきや、日々のおつとめを日頃から取り入れて、慣れ親しんでおくのも良い方法です。
■質問や、仏事に関するエピソードなどがあればお寄せください。
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 メールをいただいたtdcさん、コ・カツさん、ありがとうございました。皆さんからのお便り、質問、毎日24時間受け付けています。どうぞお寄せ下さい。さて、来週のテーマは「お彼岸」。半年ぶりにご先祖さまと会える日ですね。来週の放送もお楽しみに! 




 3月8日
 今日の米裕さんはのどがやけに渇いて声がガラガラ。天野さんは寝ぼけて歯ブラシで歯をガキッとやって口を切ってしまいました。みなさん、お口まわりには気をつけましょう。
 さて、今回のテーマは「
名前」です。天野さんのお宅には、コウノトリが2人目の赤ちゃんを運んできました。子供が産まれたら法的には2週間以内に名前をつけなければいけません。お寺には、名前に関する相談に来る方がよくいらっしゃるそうです。特に他人様のお子さんのことですから、いろいろと気を遣うようです。天野さんのところは、5つくらい候補を挙げて、お渡しするそうです。で、あとは産まれたときのインスピレーションで決めるのがベスト。候補の中でこれだっ!と思った名前、またそれ以外でもその瞬間に思い浮かんだ名前がよいのでは…とのことです。とはいえ、名前を決めることで浮き足立たないこと。まずは無事に出産することが一番。名前は産まれてからゆっくり決めても大丈夫です。米裕さんのお宅は第1子がお誕生のときに、男の子と思い込んでいました。折りしも3月。岡山で3月といえば桃。ということで、名前は「桃咲(ももさく)」を考えていたそうです。ところが、産まれたら女の子!無事、阿見(あみ)ちゃんと名付けられました。

 「名前」とはなんでしょうか。こんな例え話があります。

真っ白な反物があります。この反物を30センチずつきれいに5等分します。5枚とも同じ布ですよね。この5つにマジックで、順に「布巾」「布巾」「布巾」「雑巾」「布巾」と書きます。これをきれいに並べておいて、顔を洗った人に差し出したら、どれを取るでしょうか。まず間違いなく「布巾」と書いたものを取るでしょう。つまり、名前をつけるときには、自らの価値を下げてしまうような名前にはしないほうがよい、ということです。この白い文字も、なぜか「雑巾」だけ少しグレーがかって見えてしまいませんか?


 名前も国際化していて、カタカナ読みをしたほうがいいのではないか、というものもありますが、そんなご時世だからこそ、「イチロー」のような日本的な名前も脚光を浴びています。「〜三郎」とか「〜左衛門」なんていう名前が流行るかもしれません。または
ヨネピロとか。天野さんのご子息は、天野さんの布教の師匠につけていただいたそうです。この先生は、このような依頼に対する「名前」をひとつだけ決めているということ。男の子なら「智弘」。女の子なら「麻衣子」。どちらも真言宗にちなんだお名前です。…えっ?でも、頼んだ人はみんなこの名前になるの?というのが天野さんの素朴な疑問。そりゃそうですよね。で、先生の答えは「もう数十人つけたよ」……。しかし、なぜまたそのような決め方をされているのでしょうか?これには訳がありまして、その子が大きくなったときに、自分がつけた名前を忘れることがないように…という為らしいのです。誰と会っても「あららー、智弘ちゃん、大きくなったねー」。間違うことがありません!ちなみに、「智弘」、「麻衣子」というのは、この先生のお孫さんの名前でもあるとのこと。ホントかどうかわかりませんけどね…。そこで、天野さんは、第1子誕生のときには、「その名前だけは勘弁してください」とお願いしたそうです。で、つけられた別の名前。オリジナルの名前。でも、先生、ちゃんと天野さんのご子息の名前を覚えてらっしゃいました。曰く「天野さんのお子さんはねー、もう一人の孫の名前なんですよー」。ドッピョーン。
 

 お送りした曲は… 「たとえ遠く離れてても…」Every Little Thing
            
リクエスト:遠吠えのジョンさん、ありがとうございました。
            
            「神様の宝石でできた島」
MIYA&YAMI
             


by いのうえエヴァ子

 
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こうゆうさん、必死に原稿書き。 米裕さんも必死に原稿書き。 3月17日、高蔵寺・春の法話会を開催。どなたでもどうぞ。 誰の足でしょう…。

 

■今回は、名前について心に留めておいていただきたいことです。葬儀の際の弔電やお供え、葬儀社が弔電を読んだり、お供えに名札をつけることで名前が紹介されることになるのですが、例えば、弔電にはせめて個々の名前だけにはフリガナをつけてください。会社名や地名と違い、人の名前に関しては調べるのが難しいうえに、間違えたとき大変失礼にあたります。また、お供えは、名札に表記する名前の漢字を正確にお伝えください。特に、代理の方が注文をされるとき。思い込みで間違えてしまうことがありますので注意しましょう。もちろん、葬儀社も間違いのないよう確認をしていますが、どうぞ皆さんも日頃から気に留めておきましょう。
■質問や、仏事に関するエピソードなどがあればお寄せください。
「いのうえ」公式ホームページもご覧下さい。また、お問合せは、いのうえエヴァ子直通メールへどうぞ。

 「いのうえエヴァ子」さんの名前は、本名ではないようです。どうぞご安心下さい。さて、来週のテーマは「十善戒(じゅうぜんかい)」。

天:許してください、ごめんなさい、僕が悪かったです!
エ:どうしたの?
天:実は、先週の「拝、ボーズ!!」で…
エ:何があったの?
天:それは、それは……

気になる方は、来週の放送をお楽しみに! 




 3月1日
 今日のテーマは「お寺」です。お寺ってなんでしょうか。矢掛町にある米裕さんの多聞寺は前が見通しの悪い道路になっています。米裕さんがお寺から出ようとすると、遠くからスクーターの音。ゆっくりゆっくり走ってくるようです。なかなか門の前を通り過ぎないので、米裕さんがそーっと門から首だけ出して覗いて見ると、バイクに乗っていたおじいさん、なんと「ウォーッ」と叫びながら横の電柱にゴッツンコ。幸い、スピードが出ていなかったのでなんのケガもなかったのですが、米裕さんが、「どうしたんですか?」と聞くと、「お寺から急に首だけ出てきたので化け物かと思った」とのこと。また、春になると近くの女子高校生がバレーボールの練習に来ます。米裕さんは、掃除をする口実で竹ぼうきを持って外に出て、鐘撞き堂のところでニタニタしながらお茶をすするそうです。多聞寺は、そんなお寺(笑)。天野さんの高蔵寺は水道工事で穴ぼこだらけ、そんなお寺だそうです。

 さて、冗談はさておき「お寺」はどんなところでしょうか。
吉祥のあるもの、常にめでたいものがお寺である、ということが言えます。ウチは○○寺だ、とは言うものの、その○○寺に一度も行った事がない、という方はいませんか?お寺は、仏事だけに使われるところではないのです。大きな行事でいえば、定期的に行われるお薬師講や護摩の他、お葬式もありますし、仏前結婚式というのもブームです。もっと身近なところでいえば「ちょっとお茶飲ましてくれへん?」と言いながら頻繁に訪れる方もいらっしゃるようで、そこで話にが咲くというのもよいのです。昔からのお寺の上がり口のところは少し低くなっていて、例えば農作業中の方でもちょっと寄って座って話ができるようになっているのです。そこには夏場は扇風機、冬場はヒーターが置かれたりして来られた方への配慮がされているのです。高蔵寺には、乳母車を押して散歩に来るおじいさんもいらっしゃるそうです。

 天野さんにとってのお寺は「
ちゃんとしたところ、美しいところ」。お寺の境内は伽藍という配置になっていて、仏様がきちんとお働きになれる空間になっているのです。ムダに広いわけではないのです。お寺に入ると、なんとなくピリッとはりつめた感じと、その中にやさしさを感じませんか?そんな空間、広さ、建物の歴史が「お寺」なのです。お寺を飾ることを「荘厳(しょうごん)」といいますが、この「」という字には「真剣にやっている美しさ」という意味があります。法事のときに、足は痛いけど親族がきちんと正座をして、そこにお経が聞こえてきて、お香が香ってきて、お灯明の灯りがだんだん明るくなってきて…こんな、みんなが真剣になっている状態が「厳」です。

 では、仏様を感じることができるためにはどうすればよいのでしょう。お寺の本堂には、長い歴史の中で決められた飾り付けがなされて仏様が安置されています。そこに自分が座ったときに、いかにそれを味わうかが重要です。わかりやすくいえば、お寺の本堂は
ラジオ局で、ラジオにあたるのが皆さんの仏壇。またはお寺の本堂はサーバーでパソコンにあたるのが皆さんの仏壇。そう考えると、誰かが亡くなったから仏壇がある、というのではなく、家を守る本尊様を安置しているところ、お寺の本堂の末端がある、と考えるのがよいでしょう。あなたの家とお寺には、非常に深い結びつきがある、ということがおわかりいただけましたか?どうぞ、お気軽にお寺にお出かけください。


 お送りした曲は… 「幻の月」元ちとせ 
            「Way of Difference」
GLAY
             


by いのうえエヴァ子

 今週は、全体的にピンが甘いですが
写真にカーソルをあわせてみてね。
超ソフトフォーカスです…。 …ていうか、これはピンボケ? この顔が門からニュッと覗いたら、びっくりしますわなあ。

 

■今回は、お寺さま・お客さま・葬儀社の3つの関係について触れてみます。葬儀の際、不安定な状態にあるご遺族の方のお手伝いをするのが葬儀社ですが、ご遺族の方からはいろいろな質問があります。中には、本来はお寺さまとご遺族との間でなされるべき質問もあります。葬儀とは、ご遺族の方がお寺さまにお勤めをしてもらい、亡くなった方を弔うことです。葬儀社は、そのサポートをするためにあります。お寺さまとご遺族の間に割って入るのではなく、お寺さまとご遺族のまわりを包み込むのが葬儀社ということになります。葬儀の日にちや時間、お寺さまにかかる費用、故人の方についてのお話など、ご遺族の方には聞きにくかったりすることもあります。そんな時、ぜひお寺さまと直接お話をしてみてください。それによって交流ができ、理解し合えたうえでのよりよい葬儀ができると思います。いざというとき困らないよう、日頃からお寺さまとお話をしてみてはいかがでしょうか。
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 来週は、「名前」について。どんな話が広がるのか、乞うご期待!




 2月22日
 今日のテーマは「唄から法話」。これまで20回お送りしたこの「拝、ボーズ!!」でお届けした曲から法話を導きましょう…というもの。通常、1曲目は天野こうゆう氏選曲、2曲目は桂ヨネピロ氏選曲となっていますが、いつも好きな唄をかけていたばかりではないんですねー。天野さんは、若い頃は「DJ 」を目指していたとのことで、歌にメッセージをのせてお送りする、ということをしてみたかったそう。これはよい機会だっ!ということで、メッセージとりわけ「法話」に結び付けたのが今回の企画です。尚、今回の囲みの部分は、作詞者の意図ではなく、客観的に歌詞を聞いた二人なりに解釈した内容を掲載しております。予めご理解ください。

 まずは10月26日OA、木村弓さんの「いつも何度でも」。歌詞がお手元にある方はご覧になってくださいね。「♪繰り返す過ちの〜光を抱ける」の部分。

人間は過ちを犯すと、うつむいてしまう。上を向きましょうよ。「空」という字は「クウ」と読みます。「空」になるには、座禅をすればよいのですが、字をよく見てみると、「穴(あな)」を「工(つくる)」と書いてます。大地の真ん中に自分が入れるだけの穴を掘って、その中に閉じこもります。そして上を見て「でっかいなー、広いなー」というのが「空」だという訳です。自分の存在はこんなに小さい。でも、見上げればこんなに広い宇宙がある…、こんなに小さなことで悩んでいてはいけない、という考えに結び付きます。

歌では、その後に「♪悲しみの数を〜そっと歌おう」の部分。米裕さんは、「人間、嫌なことがあれば、悪口を言ってしまいがちだが、同じ口があるなら良いことを言いましょう、笑ったり、歌ったりしましょう」ととらえました。

 そして、1月18日OA、松山千春さんの「です。」。
シチューのCMでおなじみの歌詞を思い出してみてください。歌い出しの「♪何もない事が〜」です。

この歌詞をお2人流に解釈すると、「あたりまえ」ということを説いているそうです。「あたりまえの素晴らしさ」。仏様のみ教えに通じるところがあります。「無事=事無き事が幸せである」ということです。あたりまえ、不足ばかり言っていてはいけない、という考えにたどり着きます。


 いかがでしょうか。ホームページ上では、全ての歌詞の掲載ができないので、実際に曲を聞きながら、あるいは、歌詞カードを見ながら、考えていただければ幸いです。

 米裕さんの選曲は、例えば10月26日OA、ハシケンの「乳のみほせ」とか、10月12日OA、泉谷しげるさんの「PA!PA!PA!」など。ご本人的にはこだわりがあったようですが、ここでは省略します(笑)。そこで米裕さんが持ち込んだのは、「アンパンマンのマーチ」。「♪何が君の幸せ〜そんなのはイヤだ」の部分。

この曲では、「あなたの喜んでいる顔がみたい」ということを言っています。これを仏教でいうと、あなたのことを知りたい=他のことを思いやる慈悲の考え方に結び付きます。他のことを我がことのように思いやる心をもって自身の心の根本とし、他を思いやること、他を救うことを優先させなさい、ということを歌っているのです。

この内容を「アンパンマンのマーチ」にのせて熱く語った米裕さん、その微妙な違和感が心地よかったですよ。


 お送りした曲は… 「です。」松山千春 
                               
             


by 桂 米裕

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こうゆう画伯の最新作 エヴァ子さん、たいそうお気に入り。 今回は、今までの進行表が勢揃い。 今日は収録最遅記録。もう、11時前!?

 

■今回は、いのうえエヴァ子さんが最近経験した、個性ある葬儀をご紹介しました。例えば、亡くなった方が生前歌った歌を録音して流したケース、また、故人が好きだった曲を流したケース、故人が生前、趣味で集めていたものを祭壇周りにお供えされたケースなど。そして、祭壇の写真がゴルフをしている一場面のものだったり、生前に描かれた自画像を使われたケースなど。これは一例に過ぎません。儀式を儀式として重んじることは大切ですが、すべてにおいて型にはめるのではなく、故人にとって、また集まった方にとっても大切な儀式ですから、もっと自由に、その人らしさを考えてみるのもよいかもしれません。ただ、お寺さんの了解は必要ですよ。
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 来週は、「お寺」について。
 SE:ゴーン
 子:お母さん、あの大きなおうち、何?
 母:お寺よ。
 子:
オケラ
 母:お・て・ら。
 子:お寺って何?
この質問にどう答えるか…。答えが思い浮かばないあなたは、ぜひ聞いてください。




 2月15日
 米裕さんは、今日はたいそう機嫌がよいのです。理由は…、米裕さんが家族で食事をしているところに、憧れの倉木麻衣登場〜!…だからなのです。いやいや、これ、夢の中のお話。夢に出てくることによって、今まで特に好きでなかった芸能人のファンになることがある、と天野さんも話していらっしゃいました。
 さて、今週は「
お供え」がテーマ。形式にとらわれてませんか?「お饅頭を供えなければならない」、とか、カラスに散らかされるから、という理由で「お墓のお供え、どうしよう」とか。…もっと自由に考えてみてください。カラスに食べ散らかされたら掃除をすればよい、だけの話です(逆にカラスがキレイに食べ尽くして「ごちそうさま」って言ったらビックリするでしょ)。墓地によっては、お供えしたものは全て持ち帰るよう張り紙をしているところもあるようですが、米裕さん曰く、矢掛ではお墓にはどんどんお供えをするよう勧めています。ご先祖様が鳥に憑依して帰ってくるのだから、お供えが鳥に食べられるのが供養になる、とお話しされています。お花を先に片方だけ持っていって、夕方、別の人がもう片方のお花を持っていってその時に散らかっているものを片付けてくる、という風習もあるようです。天野さんは、地球にやさしいお墓参りを推奨しています。それは、「饅頭の皮を剥きましょう」ということ。ビニールがついていると、カラスが食べてしまうにしても、のどにつまらせてしまいます。だからといって、バナナの皮は剥かなくていいんですよ。

 なぜお仏壇にご飯を供えなければならないのか…。ウチは、朝はご飯を食べないんだけど…、という方もいらっしゃるかもしれません。
鳥にえさをやるのとは違うのです。例えばパン食の方は食パンでもいいでしょう。昔は通信簿をお仏壇にお供えして報告してましたよね。それと同じで、おいしいスパゲッチー(天野さんはこう言いました)ができたら、「こんなんできました!」といってお仏壇に報告すればよいのです。ご飯が炊けたら、感謝してお供えするのが当たり前。私たちはそのお下がりをいただくという気持ちを忘れずに…。また、お腹がすいたら機嫌が悪くなる人っていませんか?でも、お仏壇にお供えすることが習慣づけられていると、そんな気持ちも多少抑えられるのです。お仏壇にお供えする時間なんてないわー、と言いながらお化粧に余念がないお母さん、いらっしゃいませんか?


 お送りした曲は… 「壊れかけのRadio」徳永英明 
                   
…「拝、ボーズ!!」は壊れてないラジオで聴いてね。
            「Garden」
Sugar Soul feat.Kenji 
                               
             


by 出演者スタッフ総出

 写真にカーソルをあわせてみてね。
地球にやさしい墓参り 推進中! おすましポーズ そんな顔するから、怖いって言われるんじゃ… そ…そうだったのか…。

 

■今回は、「法事のお供えについて」です。位牌、一対の花の他に「汁・米・菓(じゅう・べい・か)」の3種類をお供えするのが一般的。「汁」は、果物のこと。「米」はお米を使った例えば餅など。「菓」は小豆をつかった例えば饅頭などを指します。この他、故人が生前好んでいたものなどをお供えするのがよいでしょう。ただ、お寺でお供え物を指定される場合がありますのでご注意ください。
■質問や、仏事に関するエピソードなどがあればお寄せください。
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 「拝、ボーズ!!」のステッカー、もう手に入れられましたか?FMくらしきでお渡ししていますので、欲しい!という方は取りにお越しください。

 さて、お仏壇にお供えしたものの行方(?)ですが、ご飯は、ご本尊とご先祖さまと2つあげるケースが多いですので、片方はジャーに戻してみんなでいただく、もう片方は例えば庭などにおいてやると小鳥などが寄ってきて「施し」になります。お茶もすぐ流してしまうのではなく、木にやるなど自然に帰してやるようにします。米裕さんのお寺で近所の人が集まっての会の時のビールの残りはお寺の松の木にまくそうです。おかげで松の木は酔ってしまってるそうです…。来週は、「唄」からありがたいお話を導いていく「唄から法話」。♪ぽっぽっぽ〜、ぱっぴぷっぺぽー。お楽しみに!



 2月8日
 2月15日は「お涅槃(ねはん)」。お釈迦様の亡くなった日です。お寺では涅槃図の軸を見ながら拝むのですが、今日はスタジオにその写真を持ち込んで、見ながらの放送です。米裕さん、天野さんは高野山で涅槃会(ねはんえ)の法要に参加したことがあるのですが、夜の11時ごろから朝の7時ごろまで続く長いものだそうです。
 さて、涅槃の意味ですが、もともとはサンスクリット語で「
ニルヴァーナ」。あたかも灯火が風に吹き消されたように、迷いなどがなくなった状態(悟った状態)、ということです。これが中国に入って音写されて「ナイオン」(漢字で書くと「泥」に「さんずいに亘」)となり、これが、「ネハン」になったといわれています。では、「涅槃」とはどちらを指すのでしょうか。今では、「悟りを開く」ことというよりは、「亡くなった、清らかに幕を閉じた」ことを指すようです。灯火が風に吹き消されるとき、迷いはスッと消えます。その瞬間は生も死も超越している…そういきたいですね、とは天野さんの言。
 では、改めて涅槃図を見てみると、ご存知のとおりお釈迦様が横たわっています。お釈迦様の頭の向きは「北」。では、なんで「
北枕」なの?という問いに対する答えはあるのでしょうか?お釈迦様が涅槃に入られたときに頭を北に向けられたから…というのはひとつの答えですが、ではなぜお釈迦さまは頭を北に向けたのか、という新たな疑問が浮かびます。諸説あるのですが、まずはロマンチックバージョン
お釈迦様が、晩年、ふるさとに向かって修行の旅に出られます。当時は南のほうをまわっていましたから、北に向かうわけです。そして、だんだん体が老いてきてある場所で倒れられます。そのとき、自然とふるさとのことを思って頭を北に向け、ふるさとの音が少しでも聞こえるだろうか、と右腕を下にされたのです。涅槃図はその様子を描いているのです。

 続いて、
現実バージョン
本当に苦行を突き詰めて、いよいよ…というとき、人間は天地に逆らいたくなく、痛みを少しでも和らげて世を去りたいという気持ちがあって、お釈迦様のように修行をされている方は、無意識のうちに北へ頭を向けるのです。というのも、現代になって解明されたのですが、北に向かって寝ると、体の中の電気の流れがよく、抵抗力が自然に戻るそうなのです。亡くなった方を北向きに寝かせるのは少しでも楽にしてあげるためです。

米裕さんは、生まれてこのかた、ずーーっと北枕。頭の働きも良くなり、ふくよかに育っております…。 


 お送りした曲は… 「HURRY GO ROUND」hide 
            「林檎の木の下で」
おおたか静流 …のんびりしたよい曲です。
                               
             


by 出演者スタッフ総出

 写真にカーソルをあわせてみてね。
ステッカーの箱を開けようとする天野氏 これがステッカーだ!クリックしてみてね。 どうすればわかりやすく伝わるか、考え中です。 涅槃図を接写しましたが、これってピンボケ…?

 

■今回は、「各宗派の掛け軸について」です。お仏壇や祭壇の中心に安置されているのがご本尊。ご本尊は宗派によって異なり、その一種が掛け軸です。
●宗派/ご本尊/掛け軸に書かれているのは…
●浄土宗・浄土真宗/阿弥陀如来/南無阿弥陀仏
●真言宗/大日如来/十三仏の絵
●天台宗/釈迦牟尼如来(阿弥陀如来や観世音菩薩の場合も)/天台三尊仏
●臨済宗・曹洞宗/釈迦牟尼如来/南無釈迦牟尼仏
●日蓮宗/釈迦如来か日蓮座像または十界曼荼羅/南無妙法蓮華経(お題目)
これが各宗派ごとの掛け軸の一般例ですが種類はこの限りではありませんので、各ご家庭のお寺で尋ねてみて下さい。
■質問や、仏事に関するエピソードなどがあればお寄せください。
「いのうえ」公式ホームページもご覧下さい。また、お問合せは、いのうえエヴァ子直通メールへどうぞ。

 「拝、ボーズ!!」のステッカーが出来上がりました。FMくらしきでお渡ししていますので、欲しい!という方は取りにお越しください。

 さて、節分には米裕さんも天野さんも節分のご祈祷に九州に出かけたそうです。天野さんは、壱岐対馬に出かけ、そのお寺で「裏の森に子供の耳を好物にする鬼が来ている」という想定で、怖がる子供たちを尻目に匍匐前進で境内に出て豆をまいてはダッシュで戻ってくるというおかしな豆まきをしたそうです。お宅の豆まきはどんな感じでしたか?
 来週は、子「お母さん、おなかすいたー」。母「ごめんね。お仏壇にすぐお供えしますからね」。子「なんでお供えするの?」。母「それはね…」ということで「
お供え」がテーマです。どうぞお楽しみに!



 2月1日
 こないだ除夜の鐘をついたと思ったらもう2月です。今日のテーマは「節分」。米裕さんは、高野山専修学院での修行時代を思い出すそうです。70人の同級生の中から鬼の役になったのは、もちろん米裕さん(ちなみに、天野さんの時は、先生が鬼の役だったそう)!修行中でストレスがたまっているからでしょうか、それはそれはものすごい豆まきになったそうです。中には、を投げる人まで…。
 さて、なぜ豆をまくのでしょうか?


天野こうゆうお兄さんの
「豆まきのおはなし」

…最近、このパターンが多いんですけどね。
昔、
鞍馬の山奥に人々を苦しめる鬼が住んでいました。あるとき、毘沙門天が現れて、7人の賢者を呼び3石3斗(600リットル)の大豆で鬼の目を撃つよう命じました。なぜ鬼の目を撃つかというと、魔(ま)を滅(め)するからです。
そして、豆を
炒るのにも理由があります。これは佐渡のお話。人々に害を与える鬼が住んでいました。神様が鬼退治にやってきて、鬼と「今夜のうちに金北山(きんぽくざん)に100段の石段を作ることができれば鬼の勝ちにしてやろう」という賭けをします。鬼は夜更けのうちに99段まで石段を作ってしまいます。あわてた神様は一計を案じ、鶏の鳴き声をすることにしたのです。「東天紅、東天紅(コケコッコー)」という声を聞いた鬼は、朝が来たと思い神様に降参しました。悔しがった鬼は、「豆の芽が出る頃にまた来るぞ」と言い残して逃げていきました。そこで、神様は人々に、芽が出ないよう豆を炒るように伝えた、ということです。


 最近、米裕さんと天野さんは、
ずーーっと一緒 にいます(!)。…といっても遊んでいるのはありません。先日は、長船町の先輩のお寺にお邪魔したそうです。その時にお2人が感じたのは、秀でた力を持っていらっしゃる人は、例えば「明日お邪魔してもよいですか?」などとお願いしても、「明日はダメで、あさっても…ちょっとムリだなー」と答える人は少ない、ということ。むしろそのような人は、忙しいはずなのに「いつでもどうぞ」と即答する場合が多い、ということです。今回の長船町の先輩のお寺でも、とても快く招いていただき、様々な話を聞かせていただいたそうです。特に真言宗では、「いかに愚かな者が聞きにきても懇切丁寧に、その人の立場に立って同じ高さまで降りていって教えてあげる」ということが教えとされているのです。ここで天野さんが「まさに『拝、ボーズ!!』のコンセプトと一緒ですね」!いや、リスナーさんがお2人と同じ高さまで降りてきて聞いてくださってるんですよね…。ねえ。

 お送りした曲は… 「SNOW DANCE」DREAMS COME TRUE …雪踊り?
            「そして僕は途方に暮れる」
大沢誉志幸
                               
…米裕さん、フォーク熱復活!
             


by 監視役

 写真にカーソルをあわせてみてね。
だからそれはさー、… それ、いただき! エヴァ子さん、アシスタントっぽい…。 なんか、ブロマイドみたい。

 

■今回は、「焼香の回数について」です。ある本によると、浄土真宗本願寺派・曹洞宗・臨済宗は1回、浄土真宗大谷派は2回、真言宗は3回、天台宗・日蓮宗は1回または3回となるそうです。この辺りでは3回焼香が一般的ですが、場合によっては会葬者の人数、告別式の決められた時間の都合上、1回の焼香で、とするケースもあります。大切なのは、故人を弔う気持ちですから、1回でも3回でもその焼香の瞬間に気持ちを込められればよいのではないでしょうか。どんなときでも、故人の方を第一に、皆さんも気持ちを大切にしてください。
■質問や、仏事に関するエピソードなどがあればお寄せください。
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厄年を気にされる方がいらっしゃいます。でも、厄にとらわれたり、鬼がいるとかいう考えをちょっと変えてみましょう。「鬼」は自分の心から出てくるものなのです。「渡る世間は鬼ばかり」→「笑う門には福来る」。プラス志向で笑って過ごしましょう。厄年は、仕事などで多くの役がまわってきて、一生懸命仕事をするが故にムリが生じ、体をこわすという時期なのです。日々からの信心で、ちょっとしたことは笑い飛ばせるくらいにがんばっていきましょう!来週のテーマは「お涅槃」。どうぞお楽しみに!



 1月25日
 いやぁ。やってしまいました、生放送。いい緊張感です。天野さん、正装してらっしゃいます。お聞きになっていただいた皆さん、ありがとうございました。そして、FAXをお寄せくださいました皆さん、誠にありがとうございました。では、今回も放送内容の抜粋をご紹介していきましょう。

 今回のテーマは、
「袈裟」。お坊さんがつけている衣です。もともとは、こんなお話です。


天野こうゆうお兄さんの 
「袈裟のお話」

昔むかし、お釈迦さまと弟子のアナンという人は、お釈迦さまの住んでおられたお城から南の方に日帰りの布教にでかけました。しばらく進むと、きれいに区画整理された黄金色の田んぼが広がっています。それを見て、お釈迦さまはアナンに尋ねました。「袈裟の真意がわかりますか?」 アナンはすかさず「わかりました!」と答えました。するとお釈迦さまは「では、これからお城に戻って他の人に袈裟の意味を伝え、正しい袈裟を作って待っていなさい」とおっしゃいました。さて、お釈迦さまが説法されてお城に帰ってくると、弟子たちはみんなびしっと袈裟を着てお出迎えをし、その意味をそれぞれに尋ねると、みんな答えることができました。お釈迦さまはたいそう喜ばれました。


 さて、このお話のなかでアナンは何がわかったのでしょうか。田んぼは小さく区切られていて、稲が植えられています。一方、衣をよく見てみると細かく切り刻まれています。それによって「執着をなくす」のです。袈裟には、小さく実り凝縮したものをつなぎ合わせることで広くするという意味があります。人間が服として着たものを、古くなると家畜に着せ、さらに古くなると雑巾にし、その雑巾をつなぎ合わせて出家者が着る…というぐらい、使い古されたものを着ることで「執着をなくす」わけです。ですから、布自体も汚れています。今でも、新しい袈裟を下ろすときは、裏のところを墨などで汚すようにと言われるそうですよ。

 さて、天野さんは初めてよそのお宅に拝みに行くときに、着物のたたみかたについておばあさんから厳しくしつけられたそうです。着て、脱いで、たたんで、そうするとおばあさんはたたまれた着物を投げるんだそうです。で、それをまたたたんで…という行為を半日延々と…。まさに体育会系ノリですね。着物は立って脱ぎ着してはいけません。ひざをついて、常に仏様の位置を確認しながら行うそうです。また、袈裟をまたぐなんてもってのほか。桂さんも天野さんもお子さんが袈裟を
踏んだことがあるそうでして、そんなときは相当厳しく怒るそうですよ。服をたたむことができないお子さんも増えてきています。きちんとたたんだ服は、着るときにも気持ちがいいものですよ。

 お送りした曲は… 「星のかけらを探しに行こう Again」福耳 
            「空の鏡」
松たか子 
             


by スタッフ13号

 写真にカーソルをあわせてみてね。
ただいま、放送中! FAX、ありがとう! 今日は、法事があったため正装です。 スタジオに並べられた袈裟けさケサ…。

 

■今回は、葬儀や法事の際の「お寺様の控え室」について。ご自宅でされる場合、忘れてしまいがちです。立派な部屋でなくてもかまいません。ただ、お寺様が着替え、準備をすることができるスペースは必要です。もし部屋が準備できない場合、どこかにスペースを作る工夫をしてみて下さい。部屋の隅でも、カーテンや幕などで仕切りができればよいのです。頭の片隅においておいてください。
■質問や、仏事に関するエピソードなどがあればお寄せください。
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来週のテーマは「節分」。どうぞお楽しみに!



 1月18日

 エヴァ子さんが、初めて天野さんのたずさわったお葬式を見ることがありました。はじめはエヴァ子さん、天野さんだと気がつかなかったそう。その理由は、「声がちがうから」。そりゃ、普段から拝む声ではしゃべってる訳じゃないですからね。

 さて、今回のテーマは
「数珠」。スタジオには真言宗の数珠がずらりと並べられました。数珠のしおりによりますと、「昔、ある国の王様がお釈迦様に、国難が続くのでなんとかならないかと尋ねたときに、お釈迦様は“むくろじ”の実を108個を糸でつなぎ、数珠を作って、それをいつも手から離さず常に「仏・法・僧」と唱え、ひとつずつ繰りなさい。それで心が静まり、災いを除き、間違いない政治をすることができるといわれ、実践した」とあります。この「むくろじ」というのは、羽子板の羽根の先の部分のことです。米裕さんはたいそう多くの数珠を持っていらっしゃるそうで(天野さん曰く、たくさん持っているがまるで「数珠ミュージアム」。お香の香りがしない。ナフタリンのにおいがする!)、羽根を作るところに連絡してわざわざ取り寄せてご自分で作ったそうです。その他、蓮の実の数珠など素材は本当にたくさん、値段もピンきりです。でも、お二人とも一番大事にしている数珠は2000円の数珠。これは、一番最初に修行していたときの数珠だそうで、天野さんは18年間使っているそうです。形や値段ではないのです。数珠でなくても構いません。何か、思い出に残るものはありますか?

 数珠は、球が108個。
煩悩の数です。米裕さんは、これがこじつけのような気がして仕方がない。諸説ありますが、天野さんが師匠に言われたことは、「108回、ご真言を唱えなさい」といわれるのは、100のことをするのに集中してなかったりして、必ず足らずの部分がある。108回やっておくと、仏様の目からみると100はちゃんとできている。だから8つの余分がついているのだ、というもの。お経を読むときでもこの余分にあたる部分があるそうです。マラソンでも、ゴールに着いたからといってピタッと止まる訳ではないですよね。ゴールからさらに少し走りきってはじめて「走ったんだ」という達成感があるわけです。

 米裕さんは、はじめてのお葬式の時に水晶の数珠が切れてしまったそうです。来られている皆さんは「縁起が悪い」と怖がるのですが、これは使い込んできたんだから仕方のないこと。悪いほう悪いほうに取るのではなく、数珠を切れるぐらい使い込みましょうよ。

お送りした曲は… 「です。」松山千春 …です。
           「Toy Soldiers」
kirari …でした。
             


by いのうえエヴァ子
 写真にカーソルをあわせてみてね。
自分の数珠を持って熱く語る天野氏 スタジオに並べられた数珠ジュズじゅず…。 収録前にずーーっとエヴァ子さんが読んでた高蔵寺だより。

 

■今回は「服装について」。お悔やみに出かける場合の服装です。お通夜よりも前にお悔やみに出かける場合は平服(派手でないもの)で構いません。お通夜の弔問に伺う場合はきちんとした服装を。準喪服が間違いありません。仕事中だったり急な知らせで駆けつけるときは喪章をつけて。お葬式の時には、スーツやワンピースといった黒い服で出かけましょう。小物や化粧、髪型も派手にならないよう気を付けて。地方などで習慣が違う場合もありますが、根底にあるのは、亡くなられた方に対する悲しみの心。TPOをわきまえることを大切にして下さい。
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数珠は、宗派によって形や長さが違います。使えばつかうほど味が出てくる木のものがよいのではないかというのが天野さんの意見です。一方、石のものは切れやすいが変わらず使えるという利点があります。あなたの数珠はどんなものですか?
来週はついに
生放送です。どんな話が飛び出すやら…。



 1月11日

 米裕さんのお宅では、新年早々、テレビが壊れたり水道管が破裂したりと良くないことが起こっているそうでして、先行き不安になってしまうのですが、今日はそんな出来事も吹き飛ばしてしまうような内容。

 1月7日は、高蔵寺で
「初薬師」のお祭りがありました。本堂で護摩供養が行われ、境内では七草がゆがふるまわれます。この「七草」(エヴァ子さんは、七草を知りませんでした!「菖蒲!」とか答えていたそうです。(^ ^;)ゞオイオイ)ですが、昔は「七種」と書いていて、七つの穀物を入れて食べたのが始まりだそう。ちなみに、「初薬師」では米裕さんの法話が長すぎて作っていたおかゆは、どろどろの糊状態になってしまったそうです!

 さて、「護摩供養」とは真言宗などに特有の「
の」法要です。よく知られているのが「柴燈(さいとう)護摩」という種類の、外で行われる火渡りなどの修験道の護摩。ただ、高蔵寺で行われたのは、本堂の中の護摩壇に火を焚く供養でした。護摩札という25センチくらいの木の札にそれぞれ願い事を書いて、お導師様(天野僧正)がその護摩札を火の中に投じます。炎は3メートルくらい上がるんだそうです(屋内ですよ!)。特に今年は祈願をする人が多く、炉に入りきらないほどの護摩札が投じられ、終わったら灰が山のように積みあがったそうです。

 お祓いの行事では錫杖(しゃくじょう)を振る役を米裕さんが担当。高蔵寺の杓丈はとっても重い。来られた皆さんの頭の上で3回振るそうなのですが、手が吊るほど疲れるそうです。
天野さん曰く、「米裕さんは、疲れたら“導師”っていう…“私”に“渡し”よん…。“私”も“どうし”よーかなーと…」。よくよく読んでみてさい。高度なシャレになってます。ただ、この杓上は
金メッキが施されていまして、振ると金粉が舞ってキレイなんだそうです。

 ところで、今回の護摩で天野さんが感じたことは、「世の中全体として、良いところを伸ばす時期がきたのではないか」ということ。祓う、除けるということが拝むことではなく、良い芽を伸ばす、自分の弱いところを懺悔してそこを燃やし尽くして耕して良い種を植える、という時代がきたのかもしれませんね。教育でもそう。「ここがダメ」というよりは「ここが良いところだよ」という時代がきているのではないか、と天野さんはおっしゃいます。
「心の時代」とは、自分の心を戒める時代。自分の心を戒めてきれいにして、良いところ、悪いところを見つめなおす、そして、良いところの割合を増やしていく、という時代なのです、と米裕さんも語っていらっしゃいました。

お送りした曲は… 「夢」THE BLUE HEARTS
           「call」
鬼束ちひろ
             


by 持ち回りで…
 写真にカーソルをあわせてみてね。
なんのポーズですか? エヴァコーナー放送中です。 いろんなことを考えておられます…(尊敬)。

 

■今回は「遺影写真について」。いざという時には、これという写真が見つからずに免許証などの無表情な写真を使ってしまうケースが本当に多いのです。そこで、写真選びについての
アドバイス。@なるべく大きくピントがあっているものを選ぶ(引き伸ばすので、元が小さいと余計ぼやけてしまう) A表情の良いもの(一番その人らしさが出ているもの)を選ぶ B最近では、生前に自分の気に入った写真を選んでおく人も多い。 いずれにしても、最後に残り多くの人の目に触れるものですから、後悔しないものにしたいものですね。
■質問や、仏事に関するエピソードなどがあればお寄せください。
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米裕さんのお宅のように、新年早々良からぬことがあったお宅も、「包括して良いように考えて」過ごしましょう。例えば「厄年」も嘆くのではなく、「人生のブレーキ」と考えるようにする。悪いことは悪いこととして自覚し、良いことの比重を大きくしていく。この考え方で1年を乗り切っていきましょう!来週もお楽しみに。そして、1月25日は…えっ、生放送なの!?




 1月4日

 あけましておめでとうございます!今週は、新年早々いのうえエヴァ子さんが風邪でダウン。皆さんも風邪には気をつけてくださいね。ということで、今日は「いのうえエヴァ子2号機」が出演。

 今日は
「越天楽」をBGMに進めていきました。米裕さんは、年末年始は超大忙し。10日までほとんど休みがありません。31日は除夜の鐘と法要(たった2人だけで)。日付が変わった元日は午前2時半、ご家族で車に乗り込み桂さんのご実家・大阪へひた走ります。ちなみに天野さんはこの頃、大晦日特番を留守録したビデオの巻き戻しをするそうです…。

 そして、米裕さんは朝5時半頃大阪へ。まずは神社でお参りをしてそれから実家へ向かいます。なぜ、夜の高速をひた走り大阪へ向かうのか…。それは、米裕さんのご実家では「長男が祝箸に名前を入れる」というしきたりがあるからなんだそう。絶対帰らなければお正月が始まらないのです。で、その後は初詣に行って、お昼の1時頃から桂米朝氏のお宅で挨拶。2日、3日はサンケイホールで桂米朝氏の独演会のお手伝い。3日の夜9時に打ち上げが終わった後、岡山に戻ってきて、4日、5日が檀家さんへの挨拶。目の回るような忙しさです。

 ここで、毎年実家に帰ることを「帰郷」と表現した米裕さんに、天野さんがひとこと。「帰郷じゃなくて『帰省』。」 「帰郷」と「帰省」は違うのです。帰って物事を省みるのが「帰省」。ふるさとに帰るだけなのが「帰郷」。読んで字のごとくですね。盆・正月は、ふるさとに帰って仏壇やお墓に手を合わせるから「帰省」が正しいのです。「今は、帰るのを省く人が多い」。これも「帰省」?

 さて、今年はどんな年になるでしょうか。昨年は「巳年」。「己」の上が突き抜けていることから「下から上への突き上げ」という見方をします。突き上げたところに「午」が走りますので、ちょっとしんどいかも、というのが天野さんの見方。午は「逃げる」というところから、よいことも「逃げてしまう」という見方をします。そこで商売をしている人は「午」を逆さにした「さかさうま」を書いて、「逃げた馬が帰ってくるように」というように縁起をかつぎます。

 忙しかった年末年始でしたが、あまりに「忙しい」という言葉を使ってはどうでしょうか…。


 天野こうゆう おにいさんの
「忙しい」という言葉についての講座 

 「忙しい」の「忙」は、りっしんべんに亡くなると書きます。りっしんべんは、「心が成長する」という意味です。その隣りが「亡」ですから、「成長が止まってますよ」という意味なのです。忙しい人に限ってじたばたじたばたして、なにも物事が進まない。おまけに、あまりに忙しいと物事を断りつづけていると、そのうち「あいつは誘っても断られるよ」ということで、りっしんべんが下がってきて「亡」の下に「心」が来て「忘れ」られてしまう、という結果になります。忙しい中にこそ静けさをもって、集中して物事をやり遂げましょう。


お送りした曲は… 「帰省」中島みゆき
           「おまえが大きくなった時」
かぐや姫
           
…2曲とも、ふるさとを思い出すような曲でした。
  


 

by 桂 米裕
 写真にカーソルをあわせてみてね。
いのうえエヴァ子2号機です。 今お送りしているのは中島みゆきの「帰省」です。 お疲れさまー!

 

■今日は「いのうえエヴァ子 2号」が、いのうえエヴァホールから新年のご挨拶をさせていただきました。本年もよろしくお願い致します。
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 1月7日午後2時から、中島高蔵寺で新春厄除け祈願が行われます。檀家さんでなくても大丈夫。米裕さんの法話もあります。七草がゆもあります。ぜひぜひお越しください。
来週もお楽しみに!
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