■毎週金曜日 11:30〜12:00


これまでの放送内容(2002.7〜2002.9)


 9月27日

 朝晩涼しくなりました。こうゆうさんは、流行に敏感なので、さっそく風邪をひきました。さて、今日のテーマは「ちょっといい話」。とはいえ、今日で番組が丸一年、経過したのに加え、いのうえエヴァ子初号機が、今日が最後なものですから、1年間の思い出話で前半は終始しました。ま、エヴァ子さんといえば、けっこうあっさりキャラで、収録が終わったらとっとと帰る、とか、自分のスケジュールにあわせて収録日を決める(笑)とか、いわゆる「今どきの若い人」なので、出てくる思い出話もほとんどがけなされている内容なんですね。ところが、後半では、そんなエヴァ子さん初号機のちょっといい話が披露されました。

 実は、こうゆうさんの個展のときに、とある上品なご夫人が会場を訪れました。そのご婦人は、ハンドバッグからこうゆうさんの
絵はがきを取り出し、「この作品はあなたのですか」と聞いてきました。その絵はがきにはびっしりと字が書いてあります。そのご婦人は、「主人が亡くなったときにいのうえエヴァホールでお世話になり、その時の担当が岡崎さん(エヴァ子さんの本名です)だった。四十九日や一周忌のたびに、彼女は絵はがきを送って励ましてくれた。その原画をどうしても見たくて足を運んだ」と話されました。こうゆうさんがそのはがきを見せてもらうと、きれいな字で励ましの言葉が書いてある…。こうゆうさんのこれまでのエヴァ子さんへの勝手なイメージとしては「残業はきらい」「自分の時間を大切にする」などなど。そのエヴァ子さんが、自分の時間を費やしてはがきを書いた、ということに、びっくり仰天。やっぱり、人は一面だけで判断してはいけないんだ、ということを改めて認識した出来事だったそうで。エヴァ子さんは、転勤で岡山のホールでの勤務となります。このご婦人は倉敷の方なので、これからはエヴァ子さんに担当してもらうことができなくなることが残念だ、と感じていらっしゃったそうです。エヴァ子さん初号機、最後の最後に有終の美を飾りましたね。

 お送りした曲は… 「シャーロットの贈り物」CHARA   
            「けもの道」
スピッツ 
                 
                                               




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 「縁」というものは、あらかじめレールがひかれているんですね。この番組でも、ずっとこのような番組を待ち望んでいた、という人もひょっとしたらいるかもしれませんし、たまたま聞いて聞きつづけていらっしゃる方もいらっしゃるでしょう。これから先、この番組と出会う運命になっている人も必ずいるはずです。これから先のレールはどうなっているのでしょうか。そう考えてみると、ちょっと楽しくなりますね。
 さて、来週のテーマは「旅」です。お楽しみに!




 9月20日

 9月15日は「敬老の日」。米裕さんはある小学校で開催の敬老会に呼ばれました。控室は保健室。もちろん、体重を量りました。なんと104キロ。めでたく3桁に到達です。食欲の秋ですからね…。

 さて、今日のテーマは「仏事知ってるつもり」。米裕さんが問い掛ける仏事についての質問に、こうゆうさんがトントントーンと答えます。

Q. 合掌の意味は?
A. 右手が神・仏、左手が人の例えで、それが一つになります。形は蓮の花。念ずれば花開きます。合掌のポイントは小指に力を入れること。

Q. 仏さまにお供えする花はどんなものでもいいの?
A. とげとげした花、においのきつい花、パラパラ落ちるような花も避けた方がよいでしょう。

Q. なんで「檀家」っていうの?
A. 「ダーナ(インドでは布施をする、という意味)」から来ている。江戸時代から各家庭を寺が受け持つようになり、その各家庭がお寺に対して帰依してお供えをするようになり、檀家と呼ばれるようになりました。ちなみに、布施はお金だけではありません。みんなでお寺を護持していく、という意味です。間違っても「仏壇のある家」という意味ではありません(笑)。

Q. 数珠はなんでかけるのですか?
A. 右が神・仏の手、左が人間の手。ということで、左に数珠をかけることによって、トントンにするのです。ということで、数珠は左手に。

Q. お焼香の数は何回でもいいんですか?
A. 宗派によってこまかく決まっている場合もありますが、回数にとらわれすぎているようです。回数を気にするよりは、きちんと持ってきたバッグなどは脇にはさむのではなく横に置いて、まず合掌、拝礼。お供えさせていただきます、という気持ちで焼香、そしてまた心をこめて合掌。天候など、まわりの様子にも気を配りながら行ってください。

Q. 女人禁制って何?
A. 修行の場などに女の人が入ってこないようにすること。ただ、これは差別する、ということではなく、お互いがそれぞれ別々に修行することで、それぞれの良さを認識するという意味があります。

Q. 自分の宗派でない仏さまを拝むときはどうするのですか?
A. 無理に他の宗派に合わせるのではなく、心静かに手を合わせるというのがよいでしょう。例えばお坊さんがキリスト教のお葬式に行っても、自然と手を合わせるという行動になるそうで、違和感もないそうです。

Q. 戒名を生きている間につけてもいいの?
A. 戒律の名前ですからOKです。戒名を先にもらったら長生きするなあ、などと言われますが、それは当然。自分の中に自覚が生まれているわけですから。

 お送りした曲は… 「光」宇多田ヒカル   
            「流星」
吉田拓郎 
                 
                                               




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どういう意味なんだろう? あっ、わかったぁ! 今日は、2代目のエヴァ子さんが見学にきました。 2代目エヴァ子さんと記念撮影。

 


■これまでにもエヴァコーナーでは仏事に関する豆知識などをお送りしてきましたが、さらに疑問に思うことがありましたら、どうぞいのうえエヴァ子直通メールまでお問合せください。
■質問や、仏事に関するエピソードなどがあればお寄せください。
「いのうえ」公式ホームページもご覧下さい。



 


 最後の最後にもうひとつ。

Q. お経は意味がわからなくてもいいのですか?
A. 車の運転に例えてください。運転は誰でもできますが、車の仕組みはわからない、という人が結構いらっしゃいます。でも、運転しているうちにだんだんわかってきたりするんですよね。それと同じ。お経は、スムーズに生きるためのもの。読んでいるうちにわかってくるものです。まずは読むことから始まるのです。
 さて、来週のテーマは「ちょっといい話」です。お楽しみに!




 9月13日

 美観地区・日本郷土玩具館プラスワギャラリーで開催中の天野こうゆう墨画展の会場から公開(?)録音でお送りしました。いちばんわくわくそわそわしているのがエヴァ子さん。「お店ごともって帰りたくなる」なんて言ってました。

 さて、今回のテーマは「
みる」。こういった個展の「見方」なんていうのも人それぞれで、待ってました、とばかりに遠方から一番乗りで来る人、旅行のバッジをつけた団体さん、1歩入ったとたんにくるりと踵を返して帰ってしまう人、半日くらい座ってじっくり見る人、様々です。しかし、天野画伯としては、来場した方がのんびり癒される、というのが第一目標。絵の感じ方はそれぞれの方へおまかせです。

 さて、「みる」。いろんな字がありまして「観る」「看る」「診る」などなど。「
看る」は手と目をもってみること。「お経(おかんき)」も、単に覚えるだけではダメなんです。ちゃんと手にもって目で見てしっかりと覚えなければ。また「観る」の「観」は、「観光」の「」。お大師様が、行く先々での景色、食べ物、雰囲気などに光をあてて味わった、ということからこの字になったそうです。ですから、ギャラリーなどに行ったら、ボーっと見るだけではなくてその場所で見ることのできるその絵をじっくり見るようにしてください。ちなみに、「きく」も「聞く」「聴く」の2種類の漢字があります。「聞く」は門の外から、単純に中人の声を聞く、という意味。「聴く」は、耳をすまして聴いて、自分の徳にする、という意味。常に「心で見る」「心で聞く」ということを大切にしてください。…そして話はここから教育論へと展開するのです(笑)が、今日はここまで。

 お送りした曲は… 「グランドライフ−7L3EPT−」Hashiken   
            「サムデイ」
佐野元春 
                 
                                               




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 「観る」の「観」は、単に「目で見る」だけでなく、五感をフルに生かして観る、という意味もあります。このギャラリーの「お香の香り」「会場で流れていたカジカの声」などと相まって、より思い出に残るものです。
 さて、来週のテーマは「仏事知ってるつもり」です。お楽しみに!




 9月6日

 今日の放送は高野山帰りのこうゆうさんが「カポ」のパンをFMくらしきのスタッフに配った、という話から始まりました。どうぞ、高野山巡りの帰りには「カポ」のパンを。
 さて、テーマは「
」。「物欲」というのがありますが、こうゆうさんがでかけた高野山ツアー(?)でも、バスが休憩する度に、皆さんなにか買ってくる。バスの中では「不景気だ」「苦しい生活だ」という話で盛り上がっているにもかかわらず、です。米裕さん曰く、大阪の人はあまりお土産を買う、ということはしないそう。また、「食欲」というのもありまして、これは米裕さん用の言葉でしょうか。米裕さんは、落語家の修行時代、いろいろなやりたいことを禁じられていました。いわゆる「禁欲生活」。そこで、そのときにやりたいことを書き出してみたそうです。その数150!ところが、修行生活が明けたとき、その150ものやりたかったことはあっけなくいっぺんに吹き飛んだそうです。「欲ってそんなもんなんよ」。つまり、「こういうことはいつでもできるんだ」ということに気づいた、というのです。反対に、こうゆうさんは、修行生活(…お坊さんの、ね)が終わったとき、十二分に食欲を満たすために、断食明けにもかかわらず山ほど食べて胃がムカムカしたり、「お風呂に入りたい」という欲望を満たすために健康ランドのスパに行って、「アベック」(!)がいちゃいちゃしているのを見て悶々としたりしたそうです(笑)。

 仏教の中では「大欲」「小欲」というのがあります。「睡眠欲」「食欲」などを否定するわけにはいきませんが、「物を買いたい」「独占したい」なんていうのは控えなければいけません。「人を救いたい」という欲が仏教徒には必要なんてことも聞いたことがあります。「仏教には、欲は毒である、打ち消さなければ」、というイメージがありますが、実際にはどうでしょうか。実際には打ち消すことは難しいので、
よい方向に向かう欲を持てばいいのかもしれません。べっぴんさんが歩いていると、「あぁ、幸せだなあ」と思う、その時にあちらにもこちらを「いい男だ」と見てもらうよう自分が努力する。このプラスの考え方を持つのがよいのではないでしょうか。食欲にしてもそう。「おいしいものを食べたい」という欲は誰にでもあるのです。これを打ち消すのではなく、「ではおいしいものを食べるために一生懸命働こう」とする。欲を毒ではなく薬に変える、これが「拝、ボーズ!!」的、欲の考え方です。

 お送りした曲は… 「ASIAN HIGHWAY」YUZO&ZOVAN   
            「いとしのエリー」
サザンオールスターズ 
                 
…ラジオネーム ルーシィさんからのリクエストでした。
                                               




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■今日は「喪中はがき」についてです。年内に近親者が亡くなった場合、年賀状を出さないのが一般的です。近親者とは、配偶者、兄弟、直系の血族、配偶者の両親などです。喪中はがきは、12月中旬くらいまでには出すようにしましょう。文面は、宗派によっての違いはありませんが、サンプルがいのうえエヴァホールやほうりんにありますので、お問合せ、お申込みください。
■質問や、仏事に関するエピソードなどがあればお寄せください。
「いのうえ」公式ホームページもご覧下さい。また、お問合せは、いのうえエヴァ子直通メールへどうぞ。





 今週は「欲」をテーマにお送りしました。欲を打ち消すのではなく、よい方向に持っていって「欲」自体を楽しんで下さい。
 さて、来週のテーマは「みる」です。お楽しみに!




 8月30日

 芸術の…でございます。旧暦でいうと、この時期はまっ盛りなのでございます。ということで、今週は「天野こうゆう墨画展」のお話を…

こうゆう「ボクがしますぅ」。

 9月7日から16日まで、日本郷土玩具館ぷらすわんぎゃらりーで、昨年に引き続いてこうゆうさんの個展が開催されます。ダイレクトメールをたくさん作ったのですが、これが、天野家の皆さんが苦労された賜物なのです。なんと…
曜日をまちがってしまった!昨年はこうゆうさんの後輩でプロのデザイナーさんがされたのですが、今回はパソコンを使ってこうゆうさん自身が作ったのです。その表面の、小さな曜日の表記が間違っていたんですねえ。家族総出で、つまようじを持ってシール貼り。3ミリ角ほどの、本当に小さいシールです。みんな黙々と作業をして、米裕さんが遊びに行っても、誰も口を聞いてくれません。こうゆうさんのお母さんが腱鞘炎になったのもこの作業のせいだと言われています。ところが!こうゆうさんは、自分の失敗によるこの作業をしませんでした!まさに「必殺仕事放棄(byこうゆう)」…かと思いきや、ご家族の皆さんからの「シールを貼る時間があったら、拝むなり、描くなりしてください」との言葉によるものだったのです。なんて心やさしいご家族でしょう!ちなみに、個展の前にはこうゆうさんの8畳の部屋が紙でいっぱいになるそうで、よくご子息が紙の山の中で遭難するそうです。こうゆうさんのこの墨画という芸術に対して、米裕さんの芸術とは…しゃべること!「しばらくのあいだ、おつきあいを願います…」なんて、昔はされてましたが、今では「お大師さまは…」なんてことを言っております。えっ?今やってることは、芸とは違いますよ(汗)。

 後半の最初では、米裕さんが「練習すれば3日でできる!」という「
うどんを食べる芸」を披露しました。ズルズルッてやつですね。web上で公開できないのが残念なんですが。これにいたく感動したこうゆうさんが、ぜひ、本物の落語を見たい!と希望して、地域のお年寄りやお坊さんなどを招いての落語会も開かれたりしました。生の落語も「話芸=芸術」です。そして、法話は昔「舌耕術(ぜっこうじゅつ)」と言われ、語りかけることで人の心を耕す、とされました。そう、米裕さんは、生きてることが芸術なのです!そして、エヴァ子さんも芸術には造詣が深くていらっしゃいます。学生時代は「オイルアート」を専攻されました。オイルアート、つまり油絵です。こうゆうさんの絵は線の少ない、わかりやすい絵です。でも、その形に行き着くまでの苦労が大変なのです、と米裕さんは解説します。特に今年は、絵に言葉を入れたものを多く作っているとのこと。あと1週間で個展、スタートします!

 お送りした曲は… 「少年時代」井上陽水   
            「Reach for the sky」
倉木麻衣
                                               




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この写真の中にDMが隠されています。さて、どこでしょう…。 この写真の中にDMが隠されています。さて、どこでしょう…。 この写真の中にエヴァ子さんが隠されています。さて、どこでしょう…。

 


■今日は「服装」のことです。一般にお悔やみの時に着ていく服は「喪服」。ただ、急な知らせを受けて駆けつける場合、そしてお通夜より前にお悔やみに伺う場合はいつもの平服で構いません。しかし派手な格好は避けましょう。次に、お通夜の弔問に伺う場合は、きちんとした服装をしましょう。ただ、これも必ずしも完璧な喪服でなければならないわけではありません。暗めの色のスーツや黒の洋服でも構いませんし、仕事帰りの場合などは、平服や仕事着で構いません。平服、仕事着のときには黒い腕章を準備しましょう。お葬式のときは、黒のスーツやワンピースなど、いわゆる喪服で伺いましょう。服・小物とも黒で統一し、化粧なども派手にならないよう気をつけます。亡くなられた方に対する悲しみの心が根底にある、ということを大切にすれば、自ずとTPOに合った服装ができると思います。
■質問や、仏事に関するエピソードなどがあればお寄せください。
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 今週は「芸術」をテーマにお送りしました。「秋」ですからね…。趣味を持っていらっしゃいますか?3つくらいの趣味を持つようにしましょう。そして、やるからにはとことん、やってみましょう。例えば、映画。落語の修行の場合、師匠からの稽古は口移し(キスをするわけではない)。師匠が言ったことをオウム返しにするのですが、テープも何もない、それを聞き逃したら一生自分のものにならない、という危機感があるのです。映画にしてもセリフを覚えてしまうくらいはまってみませんか。
 さて、来週のテーマは「欲」です。お楽しみに!




 8月23日

 皆さん、どんな夏をお過ごしになりましたか?お坊さん2人は、お盆が終わったと思ったら、今度は秋のお彼岸に向かって頑張ろうと、気をひきしめておられます…。さて、今日は「お坊さんのこわい話パート2」。略して「ボーコワパート2」です。前回、しゃれにならないほど怖い話になってしまったので、今回は「楽しい怖い話」を心掛けます。まずはこうゆうさんから…。


つい最近の話です。お化けは夜に見る、と相場が決まっていますが、こうゆうさんが遭遇したのは夕方でした。その日、こうゆうさんは倉敷インターからの道をイオンの方に向かって夕日に向いて走っていました。夕方はちょうど渋滞します。こうゆうさんは左車線。とある飲食店から、大きな白い車が出てきて、こうゆうさんの前に割り込んで隣車線に入ろうとしました。若い女性ドライバー。その時、こうゆうさんは、その女性の車の後部座席に、男の人が座っているのを見ました。男の人は光に照らされてこうゆうさんのほうをじっと見ています。ケーシー高峰風のいかつい顔はとても青白かったそうです。謎の男が乗ったこの女性の車は、こうゆうさんの右の車線を走っていきました。次の信号のところで、こうゆうさんの車は再びその女性の車の横につけてしまいました。もう一度ちらりと見ると、後部座席には…あれ?誰も乗っていない…! 「うわっ、今のは……。出たぁ!」と思っていると、発進したあと、女性の車は今度はこうゆうさんの車の前に割り込んできました。前の車は夕日に照らされて透けています。女性の頭があって、座席があって、その後ろは…もちろん、誰も乗っていないはずなのに……ケーシー高峰さんの後ろ頭が!なんで???

  こわいこわい!ちっとも楽しい怖い話じゃない!さて、昔から「キツネやタヌキは人を化かす」と申します。ほんまにだました、という話を米裕さんは米朝師匠から聞いたことがありました。経験したのは米朝師匠の弟さん。便宜上、Sさんとしましょう。戦後まもない頃のお話です。姫路に住んでいたSさんは、ひとりで路面電車に乗っていました。他に乗客はおらず、運転手さんと車掌さんだけ。突然、その電車がガタンと停まり、車掌さんと運転手さんが「うわぁっ!」と叫びました。Sさんが、どうしたのかと前を見てみると、なんと同じ路面電車が、目の前で横倒しになっているのです!「大事故やがな」と車外に飛び出すと、…あれ?前にはなにもないのです。もう一度、車内に戻って前を見ると、やはり横倒しになった電車がある。おかしいぞ、と思ったSさんの頭を「キツネ、タヌキが人を化かすときには後ろから操作をする」という言い伝えがよぎりました。自分たちの後ろから操られていることを、当時の人は知っていたのです。「なにか持ち物が悪さされていませんか」との言葉に、Sさんは自分が持っていた弁当のことに気がついて席に戻ってみると、弁当がなくなっていたのです。そういう現象を見せられていた訳です。
 続いて、こうゆうさんの「
心霊写真話」。こうゆうさんのお父様はプロのカメラマンです。お寺には、ちょっと気持ち悪い写真を持ってくる人もいらっしゃるのですが、お父さんは、ネガを見て、光の加減などを見ながら「これは違う!」と言い切るのです。本物の心霊写真は今まで1枚もありませんでした。すべて科学的に分析できたのです。そんなある日、一枚の写真がこうゆうさんのもとへ。とあるキャンプ場でバーベキューのシーン。向こうの方に、知らない女の子が立っている、というもの。お父さんがネガをじっくり見ながら「これは、女の子が立っているんだ」と一言。でも、そこは20メートルもの深いがけ。ということは…?

 お送りした曲は… 「東京タムレ」原由子   …音楽だけはせめて明るいものを…。
            「言葉にできない」
オフコース
                                               




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頭やで、これ。皮膚やで、皮膚。 桜庭はいいなあ。コカコーラは甘いなあ。

 


■今日は「名前」について。お葬式の看板、各部屋の行灯、お供えの名札などに名前が書かれます。この「名前」は間違いが許されないのです。極端な話、葬儀会場の看板の名前が間違って書かれていたら、お客さんは「ここは違う人の葬儀会場だ」と解釈してしまう場合もあります。また、看板の名前が合っていても、同じ日にいくつもの葬儀があるときに看板の名前を確かめずに入ってしまって、違う人にお香典を出してしまった、という人も実際にいらっしゃいます。他にも、偶然、同じ日に同じ苗字の人が葬儀をする場合もあります。そんなときに、問合せの電話で、故人・喪主の住所やフルネームがはっきりしないと、担当者も回答できなくなってしまいます。名前についてのトラブルは比較的多いのです。名前。大切にしましょう。
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 好評第2弾の「こわい話」ですが、おもしろおかしくその場所に行ったり、ふざけたりするのはやめましょう。出てきている「おばけ」の立場からすれば、ふざけて見に来られたら感じ悪いですしね。
 来週のテーマは「芸術」です。天野こうゆう画伯の「墨画展」が開かれることにちなんでのお話になります。お楽しみに!




 8月16日

 「疲れたー!」というのがこうゆうさんの第一声。お疲れさまでした。お盆、終わりました。それにしても暑い。クーラーなしではやっていけません。クーラーがなかった昔もこんなに暑かったでしょうか…。
  エヴァ子さん:「うち、クーラーなかったですねえ」
  米裕さん:「なかったよなあ」
  こうゆうさん:「…ま、うちはあったけどな」
  一堂:(笑)
  米裕さん:「いやなヤツ…!」

お宅はどうでしたか?さて、今日のテーマは「修行」です。

 今日はスタジオ見学者が4人。うち2人は黒い作務衣の「高野山専修学院」で修行をされる方。なんてバッチタイミングなんでしょう。こうゆうさんの修行の思い出は、まず、親元を離れたこと。高野山高校に入学した15歳の頃です。当時、家から電話が入って公衆電話のところに行くと、先生の部屋にあるテレビからは「
兼高かおる世界の旅」のテーマソングが聴こえてくる…。天野家では、この曲が聴こえてくると夕食の時間…。そうすると、電話をしながら家族での夕食の風景が思い出されて涙声に…、というのが辛かった思い出。でも、その数年間を過ぎると、あとは勢い、だそうです。一方、米裕さんが専修学院に入ったのは28歳。米朝師匠のもとで3年間修行をした後でしたし、充分に親離れしていますし、当然、もう芸人でした(笑)。だから、米裕さんとしては、どのように楽しむか、というのが一番だったそうです。校舎は3階建てで、北側に道があって、高野山高校に行く生徒さんが見えるそうです。学院の70人ものヤロウの皆様が見ることのできる女性といえば、この高野山高校の学生のみ。窓から顔を出して「ちょっとこっち向いてぇ〜!僕ら、こんなとこに入らされてんねん〜!」と毎朝、叫んでいたそうです。ここでこうゆうさんもひとつ思い出したことが…。修行のときに、奥の院まで無言で歩く、というのがあります。わき目もふらずに歩かなければいけないのに、薬屋の前を通るときに風邪薬のポスターの中山美穂さんや南野陽子さんのところで、チラッと視線が動き、翌朝、みんな中山美穂さんや南野陽子さんの夢を見ていた、ということがあったそうです。その他、お盆のお手伝いも大変だった思い出がたくさんあるそう。こんな話を、これから修行に行きます、という人の前でしてよかったのでしょうか!?

 さて、修行はなぜ行われるのか…。一つのことを共有することで結束感を強めるということがあるのですが、「しゅぎょう」の「ぎょう」は、技術を伝えるときとお坊さんの世界では字が違います。前者は「修業」。後者は「修行」。お釈迦さまは「いやいやならしなくていい」とおっしゃっています。「行く」という字が使われているということは、「どこかに行きたい」という気持ちが心の中にあるからで、その目標に到達したいという気持ちがあるわけで、「修行」は決して
無理やりするものではない、というのです。苦しみを感じながら行をするほどつまらないことがありません。自分で納得する線を低めに設定しておいて喜びを感じるという考え方を、米裕さんは編み出しました。例えば、朝ご飯のおみそ汁。具の量が少しでも多ければ米裕さんは幸せでした。そのように、喜びを得るレベルを下げたのです。そうすることで、どんな苦しみも乗り越えていけたそうです。修行の苦しみの気持ち良さを、自分の喜びに転化していった、というのが米裕さんの修行のやり方でした。ここでこうゆうさんが、とある修行の話をしました。とある荒くれた町に1人のお坊さんが現れます。このお坊さんは変わった人で、すれ違う人すれ違う人に手を合わせ、「あなたを尊敬しています。あなたはいずれ仏になる人、いや、今すぐにでも仏になる逸材だからです」と言うのです。反応はもちろん十人十色。自分も手を合わせる人、「どっかいけ!」と言う人、ぶんなぐる人…。でも、お坊さんはこれを毎日繰り返しました。そのうち、町の人たちはこのお坊さんのことを「尊敬屋」と呼ぶようになりました。しかし、お坊さんは、何年もこの修行を行いました。衣がボロボロになっても続けました。そして、本当にボロボロになったある日、このお坊さんは町から消えてしまいました。町では、「尊敬屋がいなくなった」と噂になりました。その後、町の悪い人々は、悪いことをして警察に戒められても心の中に尊敬屋の言葉が思い浮かび、「もしかすると、自分は逸材なのかも」と考え、それを励みに改心するようになり、荒くれていた町じゅうが穏やかになっていったそうです。このお坊さんが、後の常不軽(じょうふぎょう)菩薩です。たまには(!)ためになる話をするのが、「拝、ボーズ!!」なのです…。


 お送りした曲は… 「黄金の花」夏川りみ   …夏川りみさん、隠れた人気です。
            「旅人よ」
加山雄三
                                               




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ミニモニ。のトレカです。大好きなんです…。 ミニモニ。の缶バッジです。大好きなんです…。 スタジオ見学者の皆さん。頑張れ〜!

 


■今日は「お葬式のときのご町内の方のお手伝いについて」です。基本的には、町内で受け継がれているやり方や風習をもとにしてください。ただ、新興住宅街などではどうすればよいのでしょうか。エヴァホールでは、受付と立礼のお手伝いをお願いしています。その他、張り紙をされる場合はそれもお願いしています。ただ、自宅葬の場合は、いろいろとお手伝いが増えることになります。ご当家と町内の方との話し合いが大切になってきます。そして、ご当家の方とご町内の方で決まったことは、必ず、担当葬儀会社のスタッフにも伝えてください。決定事項が伝わらないと、葬儀社のスタッフが逆にご迷惑をかけてしまうこともありますので、よろしくお願い致します。
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 こうゆうさんから、「修行」について一言。小僧の頃にあるお寺の和尚さんからいただいた言葉、「見て見えぬ、聞いて聞こえぬ下座の行かな」。下座の行、とはトイレ掃除、風呂掃除などのこと。懸命にやることが自分の財産になるから黙々と楽しんでやりなさい、という意味です。高野山専修学院に修行にいく、見学者の皆さんに、よいはなむけの言葉になりましたでしょうか…。
 来週のテーマは「お坊さんの怖い話 パート2」です。




 8月9日

 お盆進行中です。今日のテーマは「お盆パート2」。こうゆうさん、やってしまいました。間違って隣の家を拝んじゃった…。その家の人も気付いてなく、お茶も出してもらって…。ということで、お坊さんが来られたら、一応、お寺の名前を確認してみてください。お坊さんも人間です。間違うことがあるのです。1日30軒から40軒、なかには1日100軒もまわるお坊さんもいるようでして。こうゆうさんは、先代が80歳を過ぎていましたから、こうゆうさんがまわりはじめたときには「あっ、若いお坊さんがきた!」と言われていたのに、今は、お弟子さんもまわっていらっしゃいますので、こうゆうさんがまわると「あっ、古いおじゅっつぁんがきた!」と言われてしまうのです…。こうゆうさんのお弟子さんは、1人は直系の弟子、もう1人が非常勤の学校の先生。非常勤の先生の方は「お盆には必ず帰って手伝いますから!」と言うものの「智弁和歌山」の先生なので、ちょうどお盆の時期、甲子園と重なるのです。引率の関係で、結局、手伝いに来てもらえないこともしばしば…。でも、野球に出ない年(あるか?)は1日だけでも夜走りで帰ってきてくれるのだそう。
 米裕さんが小さいころには「
水棚」というものがありました。去年は米裕さんと一緒に作った檀家さんもいらっしゃったそうです。水棚は外につくり、かつてはお坊さんはこの水棚を拝んでまわりました。水棚は、木の棒が立ってて、その上に白木のお盆のようなものが取り付けられていて、高さは1メートルぐらい。これを庭の南か東向きに置いて、このお盆のうえにお供え物を載せる、というものでした。真言宗は、もともと仏壇と祭壇を拝みます。仏壇は日頃から。そして何かあると仏壇の中を出して、それを祭壇に飾って拝む、という流れがあるのですが、最近は何もが省略形になる傾向があります。お盆は、成仏した先祖だけを供養するのではなく、すべての先祖に(地獄に落ちてしまった先祖にも)供養が行き渡るように、供養の形態が分かれています。そこで、まずお仏壇(成仏した先祖がいらっしゃるところ)から出して、床(とこ)に壇を作って、そこにござを敷いて供養物を並べます。ござは、座布団といっしょ。誰でも供養を受けに来て、という意味です。軒にすら上がることのできないご先祖は、水棚から滴り落ちる水滴を供養として受けるようにと外に水棚を置くのです。また、初盆を迎えた新仏は縁側に祀る、という伝もあります。とにかく、すべての供養を行う、ということで意味のある水棚であり、床のお供えであるので、省略はしていただきたくないなあ、というのがお二人の願いです。
 きゅうりとなすに箸をさすのは、馬と牛です。迎えるときには馬を作って外に向けます。早くきちんと戻って来れるように、という願いから「馬」なのです。帰るときは、名残惜しいからゆっくりゆっくり帰ってもらおう、ということで「牛」なのです。


 お送りした曲は… 「Tシャツに口紅」ラッツ&スター   
            「夏祭り」
Whiteberry
                                               


 


■今日は「焼香」についてです。お葬式や法事のときに故人を弔う、という気持ちを込めて参列者がおこないますが、「何回するものか」という質問をよく受けます。一般的には宗派ごとに違いがあり、ある本を参考にすると次のとおりです。
1回:浄土真宗本願寺派・曹洞宗・臨済宗
2回:浄土真宗大谷派
3回:真言宗
1回または3回:天台宗・日蓮宗
場合によっては会葬者の人数や時間の都合上、回数を指定されるケースもあります。そのようなときには、その場に応じて対応してください。また、焼香の際の数珠。宗派によってさまざまなものがありますが、相手の宗派に関係なく、お手持ちの数珠を持参してかまいません。
■質問や、仏事に関するエピソードなどがあればお寄せください。
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 今週は「お盆パート2」と題してお送りしました。お盆に際しまして、おじゅっつぁんからのお願いです。「お盆の時期は、お坊さんを
さらっと帰してあげてください!」 相談や、新しい仏壇を拝んでください、というのはこの時期は避けてください!16日以降に快くお受けしますから!お盆でおさえておかなければならないのは「三界万霊(さんがいばんれい)」。あらゆる人たちに施しをする日である、ということ。日本の伝統、今年は味わえましたか?
 来週は「修行」がテーマです。お楽しみに。




 8月2日

 お盆ですねー。米裕さんのお盆のイメージ…初めて岡山に来た年の夏は雨が多くて冷夏でした。「たいしたことないやん」と思っていたら、次の年が大渇水の年。暑い暑い。「この100キロある体が70キロに…なったらいいなあ」という、理想のお話でした。
 さて、今週のテーマは「お盆」。お盆とは、8月13日から15日…と思ってませんか?実はお坊さんの「お盆」は長いのです。早いときには7月20日からお盆行が始まるのです。ですから、皆さんも自分の家にお坊さんが来る日が涼しいからといって「今年のお盆は過ごしやすいですなあ」などと言わないように!雨の日もカンカン照りの日もあるんです。死にそうなんですっ!お盆の
ハプニングをご紹介しましょう。こうゆうさんは、「エンスト」。中島から水江に行くところの陸橋で、単車がエンストしたそうです。単車を押して歩くお坊さんひとり。周りの人は誰も助けてくれません。あぁ、悲しい。米裕さんは、矢掛の町を歩いていると「あ、おじゅっつぁん、いいところに来たぁ。これ持って帰ってくれるか?」と、大きい白菜3つ、とかスイカとかいただける。いいなぁ、とも思うのですが、なにしろ米裕さん、歩いてますからね。抱えて持って帰らなければならない。これは大変だそうです。こうゆうさんも「せっかく若いお坊さんが来るから…」ということで、カルピスをお呼ばれしたのですが(ここで米裕さん、とてもうらやましそうな声)、なんとそれが原液。それから先のお参りがずーっときつかったそうです。こうゆうさん、甘いの苦手ですからね。
 ところで、「お盆」の起源ですが、もともとこの言葉はインドから来ました。インド語(?)で「
ウラヴァーナ」といいます。逆さ釣りにされた苦しみ、という意味です。これが変じて「ウラヴァーナ」→「盂蘭盆」。これが中国。そして、日本に来て、波に洗われて(?)言葉が短くなって「お盆」になりました。


 昔むかし、目蓮というお釈迦様のお弟子さん(神通力を持っている)がいました。目蓮は、お母さんを早くに亡くしました。ただ、自分がお釈迦さまのもとで修行しているわけですから、お母さんは絶対に極楽にいるだろう、と思っていたわけです。そこで、神通力を使って、お母さんのところに行ってみました。すると、お母さんはなんと「餓鬼道(がきどう)」というところで、やせ細って鬼のように髪を振り乱して、食べ物を食べようとすると食べ物が燃えてしまったり、飲み込もうとするとのどが痛くて飲み込めなかったりする地獄にいたのです。それを見て、目蓮は落ち込んでお釈迦さまに相談しました。お母さんは、目蓮にとってはとてもやさしい人でした。お釈迦さまは、お母さんが目蓮にやさしくしている一場面を映し出しました。お母さんはりんごを3つ持っていました。そこには、目蓮と友達、あわせて5人がいました。お母さんは、目蓮に2つのりんごを与え、他の4人に1つのりんごを分けました。このような、自分の子供だけ良ければいい、という考えが重なって、こんな思い罪になってしまったのです。お釈迦さまは、「安居(あんご)」という修行をして終わったらいろんな人にいろんなご馳走をふるまってありがたいお話をしなさい、と言われました。これがお盆の言われです。

 ちなみに、「盆」という字、皿に分ける、と書きます。これは、もともとお供えがお盆に載っていて、それを皿に分ける訳です。つまり、「平等にみんなに分け与える」というのが「盆」なのです。みんなで分け隔てなく供養を受けてください、という意味なのです。
 
 お送りした曲は… 「亜麻色の髪の乙女〜フルウクレレバージョン〜」島谷ひとみ   
            「ひまわり」
前川清
                                               


 


■今回は、遺影写真について。もとになる写真はピントがあってはっきり写っているものなら、どんな写真でも構いません。ただ、やはりご家族の方はいろいろ迷われてしまい、結局、免許証の写真などの無表情なものを使う、ということが多くなってしまいます。中には、生前に気に入った写真を選んでおく方もいらっしゃいますが…。写真は、ピントがあっているもの。なるべく顔が大きく写っているもの。遺影写真はどうしてもある程度ひきのばすことになるので、あまり人物が小さかったりピントが合っていないとぼやけてしまうのです。また、表情がよいものを選んでください。人生最後のお披露目となる遺影写真、後悔のないよう選びたいですね。
■質問や、仏事に関するエピソードなどがあればお寄せください。
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 今週は「お盆パート1」と題してお送りしました。来週は「お盆パート2」です。お楽しみに。




 7月26日

 お暑うございます。夏といいますとのシーズン。米裕さんは、お坊さんの仲間と渋川に海水浴に行きましたが、見事に夕立に降られたそうです。罰が当たった?
 今日のテーマは「
地獄」。今年はまさに「灼熱地獄」。エヴァ子さんは風邪をひいて「風邪地獄」。さて、今日は高蔵寺から「地獄」という絵本を持ち込んでの放送です。様々な地獄が載っています。「釜茹地獄」、「針地獄」などなど目を覆いたくなるような地獄のなかで、米裕さんの目にとまったのは「火の車地獄」。「あっ、これウチの地獄や」。桂家、毎日「火の車」。こうゆうさん曰く、「骨董品ばっかり買ってくるからや」。
 昔は、お年寄りが地獄の話をして戒めたものですが、この頃は言われなくなりました。「無間地獄に苦しめられる」、「賽の河原で鬼に叩きのめされる」、「脱衣婆(だつえば)に
服を脱がされて、その服を木にひっかけられ罪が重いと木がしなる」、「見る目、嗅ぐ鼻(閻魔様の横手に目と鼻があって、どんな嘘をついてもお見通しだし、悪事を嗅ぎつける)」など…。こわいですねえ。真言宗には「七日かんき」というのがあり、その教えによると「翌朝に裁判があるので、前の晩に子孫が善業を積んでおじいちゃんの罪をつくろう。といっても、急にするのは難しいので、わからぬままに凝縮したお経を唱えてみる。それが、翌朝の裁判での弁護材料になる」のだそうです。中国の道教にも「体の中に入っている3匹の鬼が、15日ごとに天に昇ってその人の悪事を報告する。だから、そのお告げの前によいことをして、鬼を喜ばせよう」という考え方があります。それが、日本に入ってきて庚申信仰となったのだそう。
 想像の粋を尽くして描かれた「地獄絵図」。肉体的な苦痛が中心に描かれています。でも、本当の地獄はどんな様子でしょう。絵図には痛めつけられている人の横に順番を待っている人が描かれている。しかし、本当の地獄にはこの順番すらないのではないのか。誰ともコミュニケーションがとれない暗い闇がずーーっと続いている世界、これこそ地獄…。でも、この世にもそんな状況はありそうな気もします。精神的なダメージを与えるのが地獄…。この番組は、あなたにとって「
極楽」でしょうか、それとも「地獄」…?

 落語のなかにも地獄のお話があります。「3つの地獄があるから、好きなのに行け」と。1つは「灼熱地獄」。こんなん、かなんわ。もうひとつは「針山地獄」。痛い痛い。画鋲1個でも痛いのに。で、もうひとつはなんと「
糞尿地獄」。池が全部、糞尿。そこに、罪人どもが浮いてタバコを噴かしている。これなら、ちょっと臭いのを我慢したらなんとかなるだろうと、みんな「糞尿地獄」を希望する。すると、鬼が出てきて、「はい、休憩そこまでー。潜ってー」。潜って、って…。「三途の川」も3通りの行き方があるからこの名前なのです。良いことをした人には、川に橋がつくのです。とんとんの人には腰まで水につかって浅瀬を渡っていけるのです。ごっつ悪いことをした人は、深いところをおぼれながら流されるのです。で、この川が糞尿で、たどり着いた岸が灼熱地獄だったら…!
 高蔵寺には地獄のビデオもありまして、「地獄なんてこわくないよ」と強がるやんちゃな子供たちも、このビデオを見せると「やっぱり極楽がいいでちゅ」と言うそうです…。ちなみに、米裕さんのお宅のおしおきは「本堂に放り込む」、こうゆうさんのお宅のおしおきは「逆さ吊り」だそうです。
 
 お送りした曲は… 「GOOD」高木ブー    
            「抱きしめたい」
米米CLUB
                                               




 
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今週も写真が少ないので
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暑くなってくると、米裕さんは迷彩服。 こうゆうさんはアロハシャツ…柄の作務衣。

 


■今回は、お葬式や法事などでのご挨拶について。来て下さった方へのお礼の言葉です。例えば、お通夜が終わったあと、葬儀で言えば出棺のとき、精進落としの会食の前、法事のときで言えば、お食事の前に行うことが多いようです。この挨拶、だいたいは喪主や施主にあたる方がされる場合が多いですが、特に葬儀の時には、感極まってなかなか挨拶できない、ということもありますので、親族代表をたてても構いません。挨拶の文面は決まった文面はご用意できますので、参考にしてもよいでしょう。もちろん、生い立ちなどを盛り込んで独自に作られてもOKです。紙を見ながら話すのも問題ありません。その場の流れで長々と話すより、内容がまとまったものを読むほうがいいでしょう。
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 皆さんにとっての地獄とはなんですか?
 こうゆうさん:これからのお盆行。妻と母がもめ始めたとき。
 エヴァ子さん:働きつづけること。
 米裕さん:食べつづけなければならないこと(?)。もうちょっとで3桁。

 飽食の時代、モノがあり余っている、という現状も、ムダにしてはいけないと言われて育った世代の方にとっては地獄なのかもしれません。ただ、そんな日常の苦しみも、気の持ちようによっては極楽へと変えていくことができるかもしれません。お盆行も、がんばったあとは、素晴らしい「おビール」が待っている、という事で…。

 そんな訳で、来週のテーマは「お盆」。お楽しみに!





 7月19日

 最近、米裕さんとエヴァ子さんの電話が必ず朝7時になると鳴るそうです。なにかと思うとメルマガ。こうゆうさんのメルマガが届くわけです。どんなメルマガかな?今日のテーマは「電話」です。
 米裕さんは電話には切ない思い出があります。駆け出しの頃はなかなか仕事がありません。いつ仕事が来るのか、便りになるのは電話だけでした。生活が苦しくて、いろんなものを質に入れても、電話だけは入れられなかった、といいます。昔は自室に電話なんてなかったですから、子供たちの個人の連絡手段としては
公衆電話でした。こうゆうさんも友人や彼女と電話をするときには「9時にワンコールね」とか決めておいて、近くの公衆電話に走る、なんてことがありました。切ない、淡い思い出です。今は寝てても電話ができますから、けじめもロマンもないですねえ。米裕さん、米朝師匠のところに住み込みだったころは「電話はワンコールで出よ」との決まりがありました。この「待たせるな」というのは、「こんなおもろない芸人に電話してもらえる人がいるだけでも幸せやと思え」、そういうことなんです。ということで、多聞寺では電話がかかってきたらすぐ出ます(こうゆうさんは不信がってましたが…)。反対に高蔵寺はなかなか出ないらしいのです。というのも、こうゆうさんが修行からお寺に帰ってきて、電話がかかってきたときに、はりきってはいどうも!」みたいな感じで電話に出ると……。お寺にはご不幸の電話もありますよね。ということで、こうゆうさんは少し暗めに電話に出るようにしました。すると今度は「住職は愛想がない」と不評。ということで、こうゆうさん、電話にはちょっとコンプレックス。
 で、こうゆうさんのメルマガ。毎朝、心にしみる「こうゆう法話」があなたの携帯電話に届きます。ちなみに収録日の前の日は「言葉で傷つけば一生うずく」。わかりやすい言葉で送られてきます。朝礼でこの法話を披露している会社もあるとか!? 読んでみたい人は「こうぞうじほーむぺー寺」にアクセスするとなんとなくわかるようになってます…。

 所ジョージさんが「
電話は失礼だ」というエッセイを書いていたそうです。人が食事をしていようがトイレに入っていようが「今、いい?」と言って入ってくる電話が許せん!というエッセイ。確かにそんな面もある電話、なぜもしもし」というのでしょう。話は江戸時代にさかのぼります。こうゆうさんの弟は妖怪研究家。その弟さんの弁によりますと、昔、夜道が暗かった頃、暗闇で人とすれ違うときに、タヌキやキツネに化かされないようにするために、すれ違った人に「もしもし」と声をかけ確認する、というところから来ている、という説があります。これは「申す」と声をかけて、相手が「申す」と返すところから来ているのですが、単にオウム返しだとキツネやタヌキでもできるので、少しひねって「申す申す」と2度言う、これが人間と動物を区別する方法だったようなのです。そうなると、「もしもし」も言わずに「あんなぁ」が第一声の電話は、もしかすると人間のふりをした動物や化け物からの電話かもしれませんよ。とはいえ、こうゆうさんが、人間捨てたもんじゃないな、と思うのは、切り間際に「どうぞよろしく…」とか言いながら会釈している姿。テレビ電話が発達しなくても、自然にそのような行動が出てくるものなんですね。

 お送りした曲は…「可愛いミーナ」桑田佳祐    …こうゆうさん、はまりまくり
           「Yeah!めっちゃホリディ」
松浦亜弥  …すんけ゜ぇ!





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今週も写真が少ないので
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机の上に散乱する松浦亜弥。米裕さん、お気にらしい。 その証拠がこれ。米裕さんの服もかわいい…。



■今日は「電話のマナー」についてです。葬儀などの場での着信音、耳にしたことありませんか?お葬式の最中にやけに明るい着信メロディが鳴ってしまう…。ご家族を亡くしたご遺族にも一生懸命お勤めをしているお寺さんにも失礼です。携帯電話を持っていらっしゃる方は、葬儀などに行くときには必ず電源を切るか、マナーモードにして下さい。「お葬式に行く」ということの意味、ご遺族の気持ちを察すれば、当然、できることだと思います。おでかけの時に身だしなみを整えるのと同じように、自然に携帯電話も気にかけられるようになればいいですね。
■質問や、仏事に関するエピソードなどがあればお寄せください。
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 こうゆうさんの奥様、電話で失敗をされました。かかってきた電話に「あ、○くん、お久しぶり!どうしてるの?あっ、住職ね、すぐ代わるからちょっと待ってね!」と明るく対応している。で、こうゆうさんに代わると「もしもし、○です」と、○くんのお父さんの声(汗)。どんなに親子で声が似ているといっても、こんな気まずい状況を味わったことのある人は少なくはないはず。だからこそ、電話をかけたときのマナーが大事になるのです。





 7月12日

 今日のテーマは「お坊さんのこわい話」。オープニングからこわい話。米裕さん、3日ほど前横浜に行ってきました。帰りの新幹線の中で、とあるメーカーの「シューマイ弁当」を購入し、ふたを開いたところ、においが「プワ〜ン」。乗客全員が米裕さんをにらみつけたということです。あー、こわい。

 さて、まずは米裕さんのこわい話を2つほど。本当に
こわい話です。


 1つめは大学の落研での話。米裕さんは大阪の桃山学院大学(ちなみに、この大学は「ピン大」と呼ばれています。なぜか?桃=ピンクだから)。1年上のタージンさんや同級生の「ドンキホーテ」の太平かつみさんらと、合宿で和歌山県の白浜の紀伊由良に行きました。

 恒例の肝試しが終わって、「怖かったなぁ、宿に帰ったらなにかおるんちゃうか…」などとしゃべりながら帰っていたら、旅館の1階の食堂のところにおじいさんがギロッと首をいびつに傾けて外を向いています。この旅館にはおばさんしかおらず、おじいさんはいなかったはず…と思っていると先輩の1人が「キャッ」と叫びました。米裕さんもよくよく見てみるのですが、やっぱりおじいさんの顔なのです。そのまま、みんなが駆け上がろうとしたところを「先輩、ちょっと待って下さい」と米裕さん。「どうした、ごんべえ(!)」…米裕さん、学生時代は「ごんべえ」と呼ばれていたらしいのです。「食堂にもう一度行きましょう、このまま部屋に行っても寝られません!」。で、みんなで食堂に入ってみると、そのおじいさんの顔に見えたのは、たぬきの置物だったのです。おなかのところがおじいさんに見えたのです。「なんや、化かされんねん」と言いながら、みんなは2階の部屋に入っていきました。
 さて、部屋に入るとみんなはよせばいいのに「百物語」をはじめました。「そんな話してたら、ほんまに寄ってくんでー。やめましょう」と言いながら米裕さん、天井の木の年輪がふと目に入りました。すると、その年輪がだんだんと動いて、人の顔が浮かんできたのです。それも3つ!そして、みんながその顔を確認しました。

 たぬきの置物がおじいさんの顔に、そして天井の年輪が3人の人の顔に…。電気を消すと、その人の顔は年輪に戻ったそうなのですが、それから先、その旅館を使うのはやめるようになりました…。
B



 実は、打合せの段階では「本当にこわい話は、昼間の放送だし、やめよう」ということになっていたものですから、こうゆうさん、「こわいやん、坊さんビビらしてどないすんねん」。米裕さん、こわい状況を見ると、もう一度、確認するんだそうです。で、「確認」というと…


 米裕さんが、夜11時半ごろ矢掛に向けて雨の中、車を走らせていると、ある橋の手前に水門があって、その上に人がボーっと立っているのです。米裕さんは、いったん通り過ぎたのですが、「えっ、なんであんなとこに人が立っとんねん」と気味悪く思ったので、確認しようと引き返したのです。水門まで引き返すと、やはり中年の男性が立っています。米裕さんが「おっちゃん!」と声をかけると、「いやいや…」と返事をしたので、「なんや、おっちゃんやったんや」と思って、そのまま矢掛の家に帰りました。
 ところが、今日(収録日です)、消防団で水門点検ということで町内を歩いたのですが、その場所には水門は…なかったのです。要は、水門ごとなにか見せられていた訳です…。
B



 どうですか。こわいですよね…。続いてはこうゆうさんのお話。


 高野山でのお話。伝説的なこわい話が先輩からたくさん伝わっています。この高野山には、よく「見える」という「幽霊坂」という坂があります。昔、いじめられた「三平」という小僧が亡くなった坂で、霧の深い夜には、この三平の霊がカタカタと走るのだそうです。なぜかというと、いじめられて首がなくなって死んだのだそうで、その首を探すために一つ歯の下駄を履いてカタカタと走るのです。毎年、新入生が、木の間から出てきた三平の幽霊に追い駆けられて腰を抜かすのだそうです。

 さて、こうゆうさんの後輩に、山形出身の「Oくん」がいました。Oくんは少し気が弱かったので、よく同級生や先輩からいじめられていました。Oくんは、高野山のお寺の小僧さんとして高野山の高校に通っていたのですが、いじめがひどくて毎晩泣いていたのだそうです。

 ある日、Oくんがお寺に帰ってこなくなりました。ところが、授業にはきちんと出るのです。教室に日が暮れるまでいて、暗くなってから教室を出て、どこかに行くのです。気味が悪いので、先生とこうゆうさんら同級生で、Oくんの後をつけることにしました。まず、1人をOくんの住んでいたお寺に配置し、また、何人かを各ポイントに配置し、こうゆうさんたちは、後をつけました。折からの深い霧。三平の霊が出てきそうな生暖かい夜でした。Oくんは、かばんも持って帽子をかぶって、帰っていきます。しばらく進むと、Oくんは帰るべきお寺の方向ではなく、曲がって霧の幽霊坂に消えていきました…。「魂が抜けてしまっているのではないか」と思い、さらに後をつけると、Oくんはある公衆トイレの「個室」のドアの前で「ただいま…」と言って、ドアを開けて入っていったのです…。「確かに入ったよなー」と先生が勇気を出してドアを開けて入ってみると!

@

…「なんですかぁ?」とOくんが出てきました。なんと、そのトイレの一室が自分の部屋になっている!「なにやってんねん」という質問に対して、Oくん、「いじめられて、つらくて、ここに部屋借りました(笑)。座って寝てます」。その「自室」にはポスターも貼ってあったそうです…(笑)



 このこわい話、第2弾もあるそうです…
お楽しみに…。


 お送りした曲は…「夢で逢えたら」DEEN&原田知世   …えっ、何と逢うの?
           「帰ってきたヨッパライ」
ザ・フォーククルセダーズ
                                  
…元祖、天国ソングです。





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スタジオ見学者です。いらっしゃいませ。 米裕さんが見た幽霊はこんな顔でした…。



■今日は「お香典」についてです。まずは表書きですが、仏教、神式、キリスト教、それぞれに種類があります。しかし、なんと書いてよいかわからなかったり、先方の宗派がわからない場合は、迷わず「ご霊前」と書いてください。全ての宗教共通の表書きです。次に香典袋ですが、必ず「結びきり」のものを使用します。水引の色は、黒と白、銀と銀、黄色と白が一般的です。最後に、お札。新札以外を使いましょう。新札を使うと、「この時のために準備していた」と解釈できることから、新しいものは使いません。もし、新札しかない場合は、折り目をつけてから使います。ただ、あまりに損傷が激しいものは控えるようにしましょう。
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 あなたからのこわい話もお待ちしています。番組宛、お送りください。思い出したくないほどこわい話でも大丈夫。なんといっても、スタジオには本職のお坊さんがいるわけですから。
 さて、最後に江戸時代の「幽霊のことば」というのをご紹介します。

「行くところに行けない 迷うたぞ うらめしや

 幽霊は、死んだあと、その魂がどこに行ってよいかわからず迷ってしまって、現世を見てうらめしいと思うわけです。成仏できてないから、と思いがちですが、今の世の中にあてはまるのではないでしょうか。現代人も生きる意味を失ってしまったり、やりたいことが見つからないと言って、柳の木の下のかわりに夜中の繁華街にふわふわと立っている。足は2本あっても、魂が抜けてしまっていて、まるで幽霊と一緒だと解釈できるかもしれませんね。それではいけません!やりたいことをやって、生きがいを求めて生きていきましょう。

 さて、次回のテーマは「電話」。みんなが携帯電話を持つようになって町が騒がしくなったような気もします…。どんな話になるのか、乞うご期待!






 7月5日
 こうゆうさんは京都に霊場めぐりに行ってきました。時間があったので宇治の平等院鳳凰堂に行きました。ゆくゆくは高蔵寺もあんな風にしたい!と思ったのだそうです。中島にお住まいのみなさん、高蔵寺が金ピカになるのを楽しみに待ちましょう。

 高蔵寺に、職業体験の中学生が2人やってきました。うち1人は、頭を丸めて臨んだそうです。なんでお寺を選んだの?と聞いてみると、「
みんなに喜んでもらえるから」という答えが返ってきたそうです。人の喜ぶ顔を見ることができるから仕事をする。お金は後からついてくるものなんですよ。世の中学生諸君。

 さて、今日のテーマは「
住職」。よくよく考えてみると、出演の2人も相当変わった住職です。こうゆうさんは、絵を描き、インターネットの達人。米裕さんは落語家です。他にも、プロゴルファーのお坊さんとボクサーのお坊さんもいたそうです。そして、忘れていけないのが、プロのトランペッターである「地蔵院」の松井大圓(だいえん)さん。今回のゲストにお迎えしました。こうゆうさんは、以前、大圓さんにトランペットを習っていたことがあるそうで、今、法螺貝が上手に吹けるのはその頃のおかげだそうです。で、大圓さんがスゴイのはジャズトランペッターである、ということに加えてダジャレのプロでもある、ということ。番組内でも米裕さんのひとことひとことに、まるでこだまのようにダジャレが返ってきます。

 ところで、後半は大圓さんにスポットを当てました。
歌って踊れるお坊さんである、とはこうゆうさんの弁。倉敷で「他に何かしてるお坊さん」の「先駆け」となった存在です。といっても着ているのは「袈裟がけ」。夜に着てても「袈裟がけ」(笑)。今年も大圓さんが手がける「2002クラシキサマージャズフェスティバル」が倉敷アイビースクエアで行われます。大圓さんの「カウントハードジャズオーケストラ」をはじめ、SAXの本田雅人さんやタイムファイブの皆さんも出演されます。

 他の人を感動させるという魅力がある音楽。どのような形であれ
人の心を動かす、ということ、これ説法なり。音楽を通じて宗教に目を向けて欲しい、という気持ちがあるわけです。もちろん、絵を通じて宗教に目をむけてもらってもいいですし、落語を通じて宗教に目を向けてもらってもいいんです。

  お送りした曲は…「夏の月」杏里
            「夜空ノムコウ」
タイムファイブ






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松井大圓さんです。 落語家のお坊さんで〜す。 絵描きのお坊さんで〜ちゅ! 暗くなると外からよく見えるのです。なんの集まり?と思われてるかも…。



■エヴァホール倉敷には、これまでエレベーターがありませんでした。3階だての建物なのですが、足が不自由な方などにはご不便をおかけしていました。また、棺をかかえて階段を下りる、という大変なお手伝いをしていただくこともありました。ご希望が多かったので、今、エヴァホール倉敷では大規模な改装工事を行っています。エレベーター、安置室、控え室などの増設、正面玄関も東側に移ります。完成は2002年秋の予定です。
■質問や、仏事に関するエピソードなどがあればお寄せください。
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 「サマージャズフェスティバル」は、7月26日(金)17:30開場。場所は倉敷アイビースクエアフローラルコートです。チケットお求めの方は、倉敷アイビースクエアにお問合せください。
 さて、あなたの近くのお寺のお坊さんはどんな人でしょうか?案外、身近なところにスゴイお坊さんがいらっしゃるかもしれませんよ。
 次回のテーマは「お坊さんのこわい話」。しゃれにならない怖さ、間違いなし。たぶんトイレに行けなくなりますよ…。